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不運のダボで初優勝逃すも…　渋野日向子を祝福したグッドルーザー

＜ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ 最終日◇12日◇茨城ゴルフ倶楽部 東コース（茨城県）◇6560ヤード・パー72＞
目の前まで来た日本初優勝はあと3ホールと言ったところで手からこぼれ落ちた。首位タイから出たペ・ソンウ（韓国）は渋野日向子と同スコアで16番ホールを迎えるも痛恨のダブルボギー。この2打が響き、トータル11アンダーと1打足りず日本ツアー、そして日本のメジャー初優勝を逃した。
すっかり仲良し？　日向子＆ソンウ【写真】
大きく曲げたティショットは木にあたり真下に落下。かろうじてスイングはできたが、「フックをかけようとしてそのままプッシュアウトして…」と大きく右へ。さらに3打目をバンカーに入れると“寄らず入らず”。「ボギーで上がろうと最善を尽くしましたが…」というように、終盤での『+2』は数字だけでなく、相手の精神状況へも大きなアドバンテージを与えてしまった。
悔しい一日となったが、口から出るのは勝者への賛辞。「16番ホールが負けたポイントになりますが、渋野さんは自分のプレーがどんどん良くなるほうへ行って、自分のプレーをし続けた。彼女が素晴らしいと思います」。自分のミスを責めるよりも相手が上回ったと話す。
敗れはしたが、ソンウは今回の2位で獲得賞金は2400万円を突破。賞金シード獲得をほぼ手中に収めた。つまり、シード獲得でなることができる女子プロゴルフ協会の正会員へ大きく近づいたこととなる。
「渋野選手は元々上手い選手だと思っています。性格的にも果敢に挑戦するのが見えました。今日も果敢だったから勝てたんだと思います」と相手へのリスペクトを最後まで忘れなかったグッドルーザー。きっと次は自分が讃えられる番となるはずだ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>