<AT&Tバイロン・ネルソン選手権 最終日◇12日◇トリニティフォレストGC(米国テキサス州)◇7558ヤード・パー71>
米国男子ツアー「AT&Tバイロン・ネルソン選手権」最終日。松山英樹はサスペンデッドとなっていた第3ラウンドの4ホールと最終ラウンドの18ホールを消化。トータル12アンダー・23位タイで海外メジャー第二戦「全米プロゴルフ選手権」前最後の戦いを終えた。
松山英樹のドライバーショット ポイントは…【スイング連続写真】
松山は、再開最初のプレーなった第3ラウンドの15番で約7mのバーディパットを沈めると17番でもバーディを奪う。だが、18番でティショットを左のブッシュに打ち込み、痛恨のダボ。悪い流れで約2時間半後に始まった最終ラウンドへと入ると、出だしの10番でティショットを右のバンカーにいれるなどボギー。さらに14番でバーディを奪ったものの、17番では1.5mのパーパットを外して、早くも最終ラウンド2つめのボギーを叩いてしまう。
それでも折り返しの1番パー5で2オン2パットのバーディを奪うと、ショット、パットがうまく絡み4番まで4連続バーディ。5番以降はチャンスが入らないもどかしい展開となったが、最終9番で6mを沈めてバーディ。ホッとした表情で前哨戦を終えた。
この日は、前日まで良かったショットで苦戦した。「今日になってなかなかアドレスというか、グリップから何かうまくしっくりこなくて。そこで自分が余計な操作をしたせいで曲がっている部分がたくさんある」とここまでの3日間とは違う感触に苦しんだ。
だが、この状態を前向きに捉える。「そこ(余計な操作)をしないで、違和感が取れてくれば昨日までのような良いショットが打てると思う。直す過程で良くなっているのが、一時的に悪くなっているという風にとらえて来週も頑張りたい。先週の最終日からちょっと変えてみて良くなって、昨日まで良かった。今日は良くなかったけど、ある程度フェアウェイにも打てたし、そういう意味では良かったんじゃないかな」。大事な戦いに向けてショットの調子が戻ってきたことは大きな手応えだ。
「少しずつ良くなっていっている。ここから劇的に良くなることはちょっと望めないけど、マスターズの時よりはいい成績を残せるように頑張りたい」。2017年大会では最終日にトップに立つなど4つのメジャーの中でも相性の良い全米プロ。最大の武器であるショットの復調、そして最終ホールの良いバーディの良い流れを大舞台へとつなげたい。
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