<静ヒルズレディース 森ビルカップ 初日◇15日◇静ヒルズカントリークラブ(茨城県) ◇6444ヤード・パー72>
国内女子ステップ・アップ・ツアー第4戦「静ヒルズレディース 森ビルカップ」初日。「アクサレディス in MIYAZAKI」で優勝争いに絡んで注目を集めたルーキー・臼井麗香が、今季のステップ・アップ・ツアー一試合目で首位と2打差の5アンダー・3位タイと好発進を見せた。
6バーディ・1ボギーのラウンドに「今日はパターが入ってくれましたね」と振り返った臼井。先週は所属先が主催する「ディライトワークス女子マッチプレー選手権※ツアー外競技」に出場。ホステスプロとしての勝利はならなかったが、ステップ初戦は上々の滑り出しとなった。
ここまでレギュラーツアー3試合に出場。6月いっぱいまではリランキングを意識したスケジュールを組んでおり、前半戦のステップ出場は今大会を含めて2試合のみ。「2日目終わったときに、優勝争いができる位置にいたい」と今大会は優勝を意識している。
「最終日に向けてコースコンディションは難しくなると思うので、気をつけながらプレーしたい。この試合はグリーンが固いので、縦の距離感をしっかり考える意識をもってプレーしていましたが、初日はショットによるチャンスが少なかった。明日以降は周りのスコアを見ずに、パーオン率をあげたいですね」とコースへの警戒を強めつつ、浮上を狙いたいところだが、ライバルは、この日単独首位に立ち、現在ステップ2連勝中と、ノリにノッているヌック・スカパン(タイ)。
「スカパンさんは高い球で固いグリーンでも止められる選手。今回のコースは得意だと思います。私もショットに自信がありますが、体格がよいこともあり、男子プロっぽいイメージでアイアンを打っていますから」と、絶賛する相手との直接対決となる2日目は、ハイレベルなショット対決を披露してほしいところだ。(文・標英俊)
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