<全米プロゴルフ選手権 事前情報◇15日◇ベスページ・ブラックコース(米国ニューヨーク州)◇7432ヤード・パー70>
リフレッシュして心機一転、巻き返しを狙う。米国ニューヨーク州にあるベスページ・ブラックコースを舞台に現地時間16日(木)に開幕を迎える海外メジャー「全米プロゴルフ選手権」。昨季から米ツアーに本格参戦している小平智は15日(水)、9ホールをプレーし、最終調整を行った。
美保夫人とグータッチ【写真】
「状態はいい感じです!」と現在の状態を話した小平。今大会では複数のドライバーを持ち込み、テストを重ねてきたが、「ドライバーについていろいろ話し合ってきましたが、すごく思った通りに打てる1本が見つかりました。ずっとドライバーに気持ち悪さを感じてきたけど、前進した感じがある。いい時の状態に戻ったかもしれない」と、契約メーカーとの話し合いの結果、一時的に他メーカーのものを入れることを決断した。
今季の小平はトップ10入りがゼロと厳しい戦いが続いている。その大きな原因のひとつがドライバーの不調だった。「ドライバーから流れをつくるのが自分のゴルフ。まだドライバーとアイアンの感覚に少しのズレはありますが、すり合わせながらいい状態に持っていけている感触がある」と話すように、復調の兆しが見えている。
ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ「RBCヘリテージ」以降、約4週間の休養を取ったことも大きい。「実は日本に帰ったときに首を痛めて、ほぼゴルフをしていなかったのですが、いい休養になったと思っています。その間、友達と食事に行ったり、(古閑)美保の手料理を食べたりして、リフレッシュできました」。
今大会に向けては1週間前に拠点のフロリダ入り。時差にしっかり体を慣らしてから、ベスページ・ブラックコースに乗り込んできた。「コースはやっぱり長いですね。ティショットはもちろん大事ですし、グリーンの勝負というよりショットの精度の勝負になる気がします」と、コースの印象を話した小平。明日からの開幕に向けては、「難しいから楽しみではないです(笑)」と話していたが、ショットさえ本調子に戻ったなら、十分戦えるはず。米ツアー終盤の戦いに向けて、まずはメジャーの舞台で好成績を残したい。
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