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「なんとかなりそう」小平智と今平周吾、初日出遅れも気持ちは前向き？

＜全米プロゴルフ選手権 初日◇16日◇ベスページ・ブラックコース（米国ニューヨーク州）◇7459ヤード・パー70＞
米ツアー屈指の難コース、ベスページ・ブラックコースで開幕した海外メジャー「全米プロゴルフ選手権」。日本勢の初日の成績は松山英樹のイーブンパーが17位タイで最高位。小平智は3オーバー74位タイ、今平周吾は4オーバー91位タイと初日に出遅れてしまったが、二人の口から飛び出したのは明日への前向きなコメントだった。
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「ずっと試していたスイングが良くなってきた。今日も気をつけてアドレスなどしていたが、かなりしっくりきている」と話したのは小平だ。最近はずっとドライバーの不調に悩まされてきたが、「ドライバーの感触がよくて、アイアンから一貫してよくなった。スコアはあまりよくないけど、感覚的には久しぶりに気持ちよくゴルフができた」と調子は上向きの様子。
今大会では契約メーカー以外のドライバーをテストし、この日はキャロウェイ社のモデルを使用。「飛距離が出ている感じがある。一緒に回ったマット・クーチャーさんには以前20ヤードくらい置いて行かれてたけど、今日は勝つこともあった」と明らかな変化を感じている。初日のスコアは予選通過を考えるとボーダーライン上になるが、今日の好感触がスコアにつながれば、十分に上位進出も見えてくるだろう。
一方、午前組でプレーした今平も、「コースの距離は長いけど、ロングアイアンでもグリーンに止まってくれる。なんとかなりそうな感じはある」と明日からのプレーを見すえる。
この日の今平は「慎重にいこうとして、逆に上手くいかなった」とティショットに苦戦。「練習ラウンドではしっかり振っていたのが、今日はティショットを置きにいこうとして、タイミングが少し違ってブレちゃいました。明日は修正しながら、フェアウェイキープできるようにしたい」と明日への課題を明かしたが、「フェアウェイにさえあれば、狙っていける感じはある」とやはり気持ちは前向き。明日はカットラインを目指してのプレーになるが、日本の賞金王としての意地を見せたいところだ。（文・田辺直喜）
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