<関西オープン 2日目◇24日◇KOMAカントリークラブ(奈良県)◇7043ヤード・パー72>
プロ7年目の23歳、池村寛世が7バーディ・3ボギーの「68」をマーク。トータル7アンダーの7位タイでフィニッシュした。
“アジャパー”な片山晋呉【大会ライブフォト】
「先々週のアジアパシフィック・ダイヤモンドカップゴルフでスコアを崩しながらも、トップテンに入れたこと(8位タイ)が自信につながっていると思います。今日はボギーを叩いても気持ちが落ち着いてプレーできました」(池村)
2日目を終えて2位タイの好位置にいながら、決勝ラウンドではスコアを伸ばせなかったことを残念に思う反面、「73」、「72」と大きく崩れなかった自分の成長を素直に認めた。
いいイメージで試合を終えた翌週、池村は来週「〜全英への道〜ミズノオープン」が開催されるザ・ロイヤルゴルフクラブで3日間の合宿を行った。契約先であるディライトワークスがほかの契約プロを含めて、招待してくれたという。ザ・ロイヤルゴルフクラブといえば、全長8000ヤードを越える長さがウリ。池村も合宿2日目にはフルバック(8200ヤード・パー72)で回ったという。
「そう簡単にはグリーンに乗らないので、アプローチのいい練習になりました。特に、花道からのアプローチを数多く練習できたのはよかったです」
実は、花道からのアプローチが苦手だという池村。ライのいいところからなぜ? と思うかもしれないが、意外と苦手というツアープロは少なくない。「スピンをかけて止めようとしたり、入れずに転がそうとしたり、打ち方がいろいろある分、迷ってしまうんですよね」というのが理由だ。実際、開幕戦から何度も花道からのアプローチを失敗してボギーを叩いてきた。
しかし、この日は11番パー4で花道から20ヤードのアプローチを残したが、50度のウェッジで見事にチップインさせた。ラフの深いところからなど、難しいアプローチは得意なだけに、花道からのアプローチの上達がツアー初Vへのカギとなりそうだ。(文・山西英希)
<ゴルフ情報ALBA.Net>