<中京テレビ・ブリヂストンレディス 2日目◇25日◇中京ゴルフ倶楽部 石野コース(6482ヤード・パー72)>
若手選手が存在感を示した「中京テレビ・ブリヂストンレディス」2日目。終わってみれば単独首位の勝みなみを筆頭に、上位には20代前半の選手がズラリと顔をそろえた。
個性豊かな黄金世代…笑顔のメジャー女王もその一員【大会フォト】
なかでも目立つのが1998年4月〜99年3月生まれの“黄金世代”の選手たち。3位タイの新垣比菜、吉本ひかる、河本結、6位タイの小祝さくらと、上位争いでもおなじみとなった同世代が並んでいる。プロテスト合格も同期、プライベートでも仲の良い面々による優勝争い。当事者たちはどのような心境なのだろうか。
「同級生だからといって、気持ちは変わりません」というのは小祝。4バーディ・ノーボギーの「68」でトータル7アンダー・6位タイにつけた。「プロになって一緒に戦えているのがうれしい」としながらも至って冷静。「明日は、今日よりもピンを攻めていけたらと思う。しっかり伸ばせるように頑張りたい」と目の前の一打に集中する。
一方で、「みんなはどうしているんですかね?」と苦笑いなのが新垣比菜。「意識するし、やりづらいんですかね…。同期と優勝争いをしたことがないので分からないですが」と語る。同期の中でいち早くプロ初優勝を挙げたが、「どういう気持ちで回ったらいいかわからなくて。みんな普通に回っていてすごいなと思うけど、どうしているんだろう!?と思います」とおっとりとした笑顔で受け答え。
しかし、今週を終えれば海外メジャー「全米女子オープン」に参戦。国内ツアーでは上位入りの常連で、すでにツアーの顔となる活躍を見せている。開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」(2位タイ)や「ヤマハレディースオープン」(3位タイ)など最終日の追い上げも見せてきた。首位の勝とは6打差だが、強者揃いの同世代にもまれて少しでも上を目指していく。(文・谷口愛純)
<ゴルフ情報ALBA.Net>