<全米女子オープン 2日目◇31日◇CCオブ・チャールストン(米国サウスカロライナ州)◇6515ヤード・パー71>
初日単独トップに終わった比嘉真美子が、2日目も首位をキープ。日没サスペンデッドで45人がホールアウトしていないが、暫定とはいえ初出場での首位快走は見事としかいいようがない。
比嘉真美子 飛距離が増した理由は“右ヒジのV”【スイング連続写真】
10番からスタートした比嘉は12番でバーディ先行。トータル7アンダーまで伸ばしたが、その後は強まる風に翻弄され、1番、2番で連続ボギー。3番をパーとしてひと息つき、4番で3メートルのバーディチャンスにつけたところで雷雲接近のため中断。クラブハウスに引き上げた。
約2時間の中断を経てコースに戻り、最初の1打がバーディパット。これを決めてコブシを握ると続く5番もバーディ。7番ではボギーを喫したが、最終ホールでもバーディ。4バーディ・4ボギーのイーブンパー。長くタフな1日を乗り切った。
「連続ボギーをしてしまったため、流れが良くなかったので、あのストップした時間は私にとってすごくいい時間だったと思っている。そのあとも3バーディ獲れたので、いい時間に自分で変えられたので良かったです」
中断中は終始リラックス。キャディと談笑し、軽いストレッチののち、パッティングも軽めに行い、悪い流れを断ち切った。終盤はショットが左に行くミスが続いたが、イーブンパーにまとめるしぶとさも光った。
耐えていればいいことはあるとはよくいったもので、比嘉を含め、同組の成田美寿々、畑岡奈紗とともにホールアウトした2分後に競技は日没サスペンデッド。「今日は合格点をあげてもいいと思うゴルフだし、ラッキーがいっぱいあった。今日という日を無事に終えられたことに感謝して、今日は寝ます」と、安堵の表情でコースをあとにした。(文・高桑均)
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