<全米オープン 3日目◇15日◇ペブルビーチGL(カリフォルニア州)◇7075ヤード・パー71>
2014年の「全米プロゴルフ選手権」以来のメジャータイトルに向けて、首位と5打差につけるローリー・マキロイ(北アイルランド)。最終日の猛チャージが必要となるが、リラックスムードが逆に、自身の表れともとれる。
高波だったら大変なことになりそう【写真】
ビッグスコアこそ果たせぬムービングデーとなったが、最低限のアンダーパーをマークし、トータル6アンダーの6位。「メジャー勝利の勘定にもう一個加えるには素晴らしい機会」と、上位陣追撃態勢に入る。
とはいっても、「自分にプレッシャーをかけることはしない。自然体で待つ」と、7番までの比較的スコアを伸ばせるホールで「3、4アンダーがでたらいいけど、なるようにしかならない」と、気持ちもプレーも慎重になる。
日に日にグリーンの硬さが増し、「とにかく手前から攻めるしかない。グリーンのフロントエッジに落とすのが基本。ピンを狙ってはいけない」と、難セッティングのイメージは万全。加えて、先週の「RBCカナディアン・オープン」でも、初日から徐々にペースアップ。3日目に首位タイに立つと、最終日に9アンダーの大爆発。最高の状態で大会入りしているのも大きい。
「今週のゴルフには満足しているし、今日も正しいことができた。明日も同じことをするだけで、それでもう少しスコアが良くなればいい」。今季は春先から絶好調を宣言してきたが、ここに来てビッグチャンス。最終組のふたつ前。不気味な存在になるのは間違いない。(文・高桑均)
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