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最強ショットメーカーは“食わず嫌い”をやめて大きく飛躍【女子プロから学ぶセッティングのスパイス】

アマチュアゴルファーは女子プロのスイングを参考にした方が良いと言われている。なぜなら女子プロの平均的なヘッドスピードは、一般的な男子アマの平均値と同じ40m/s程度だからだ。
なぜロングアイアンも打てる?イ・ミニョンの切れ味抜群アイアンショット【連続写真】
だが、本当に参考できるのはスイングだけだろうか。女子プロたちも我々アマチュアと同じように「球が上がらない」、「スピンがかかりすぎてしまう」といった多種多様の悩みを抱えていて、それを矯正しているのは、スイングだけでなく14本のクラブたちなのである。
そこで、女子プロたちがクラブセッティングにしている、ちょっとした工夫=スパイスをピックアップ。クラブ選びの参考にしてきたい。今回は今季年間トップ10回数1位タイ、賞金ランク5位につけるイ・ミニョン(韓国)のパター。
「パターが入れば賞金女王も獲れる」
それが、日本参戦初年度となる17年に2勝を挙げて賞金ランク2位に入った、ミニョンへの18年開幕前の評価だった。森口祐子ら名だたるレジェンドが、3番アイアンまで使いこなすショットメーカーを女王候補に挙げた。
だが、蓋を開けてみると開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で勝ったものの、優勝はその1試合のみ。賞金ランクは18位と前評判からすると寂しい数字に終わった。
冒頭の言葉がミニョンを苦しめた。ショット力を表す数値ボールストライキングは2年連続で1位を獲得したが、平均パット数(パーオンホール)は41位。関係者が「3mが本当に入らない」と漏らすほどグリーン上で大苦戦。あげくにはパター練習のしすぎによる腰痛にも悩まされた。
だが、今年はそのパッティングが快調だ。平均パット数は9位でトップ10入り。高額賞金大会「ほけんの窓口レディース」で優勝し、賞金ランクも複数回優勝者4人に次ぐ5位につけている。また年間トップ10回数は勝みなみと並んで1位と安定感も抜群だ。もちろんボールストライキングは今年も1位である。
しかし本人にはそのパッティングについて「パターをマレットに替えたことが理由ですね。他は何も変えていないです(笑)。替えたことで特にショートパットが良くなりました。安定感があり、楽ですね」という。
パター変更が影響しているのは間違いない。だが、パターを替えるだけでこんなに変わるものなのか。プロコーチ&クラブフィッターの筒康博氏はこのパターのスイッチによる数値向上をこう見ている。
「マレット形状のシルエットのなかで、直線はフェースのみです。ヘッド後方の丸みが直線的なストロークを強要しないので、ヘッド軌道を気にせずタッチやストローク幅に集中しやすいメリットがあります。ミニョン選手の場合は、インパクトのフィーリングと出球に集中できたからじゃないかと推測します」(筒氏)
とはいえ、ピンタイプをずっと使い続けた選手。17年の最終戦でオデッセイの『2ボール』を一瞬試したが、すぐにピンに戻した。「自分のなかではマレットの方がコントールしにくいイメージでした」と話していたこともある。何故そこまでピンにこだわったミニョンがマレットにしても成功できたのか。
「ピンタイプが悪かったとは思っていません。しっかりとヘッド軌道が視認できることで、ストロークを構築できたことが、その後のマレットへスイッチが成功したと思っています。つまり、ちまたで言われているような『ヘッド形状に合わせてストロークを変えるべき』的な考えは必要ないということじゃないでしょうか。また、このスコッティキャメロンの『GOLD 5R プロトタイプ』は前方に重心が来ており、これまでのブレードタイプと同じ重量感覚で打っていけるタイプのパター。そのあたりも移行しやすかったポイントではないかと思います」(筒氏)
ピンタイプからマレットタイプ。スムーズなスイッチができたからこその、平均パット数の飛躍があったと続ける。
「ミニョン選手の話をまとめると『パターによってストロークが変わる』ということだと思います。プレーヤー自身がストロークを変えたわけじゃなく、ヘッドの役割とプレーヤーの役割が『上手く分業』出来た結果じゃないかと思います。彼女の話から参考にするべきは『喰わず嫌いをせずに試す』積極的な姿勢じゃないかと感じました。彼女のように、手にしたギアの『長所』を上手く引き出すことがナイスプレーの理由になっていると思います」(筒氏)
解説・筒康博(つつ・やすひろ)/プロコーチ・フィッター・クラフトマンとして8万人以上のアドバイス経験を生かし、現在は最先端ギア研究所『PCMラボ』総合コーチ、インドアゴルフレンジKzヘッドティーチャーを務める。ALBA本誌ギア総研をはじめ様々なメディアでも活躍している。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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