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黄金世代の夢を打ち砕く2オン 女王奪還を引き寄せる7番ウッド【勝者のギア】

「ニチレイレディス」で自身初となる2週連続優勝、そして大会連覇を達成した鈴木愛。トータル9アンダーで並びプレーオフとなったが、1ホール目でバーディを奪い早々に勝負を決めるあたりは、まさに女王と呼ぶにふさわしい戦いぶりだった。
パターだけじゃない!鈴木愛はショットもすごい【スイング連続写真】
18番パー5で争うプレーオフの相手は、黄金世代8人目の優勝を狙う高橋彩華だった。初優勝を目指すプレッシャーからティショットを左の林に入れてしまった高橋に対し、鈴木は確実にフェアウェイをキープ。残り216ヤードからの2打目を正規の18番同様に7番ウッドを振り抜き、グリーンをキャッチ。手前6mから2パットで仕上げて、先週の「宮里藍 サントリーレディス」終了に「年下とか、ほかの選手に負けているようではダメ。そんな気持ちも芽生えてきました」と話していたとおり、黄金世代の壁となった。
勝利に導いた7番ウッドはPINGの『G410』。今なおクラブ契約フリーの選手も多く入れている『G400』の後継モデルで、“PING史上最大の初速と飛び”がうたわれているモデル。鈴木は以前より3番、5番、7番のうち2本をバッグに入れて戦っているが、これまでは3番ウッドのみ他メーカーのものを入れることもあったが、『G410』となって3本ともPING社のクラブで固定。それだけ性能が信頼できているということだろう。もちろん、3番と7番という、あいだの番手を抜いてコースに合わせる番手選びの精度の高さも見逃してはならない。
また、パターは変わらずPINGの『VAULT Anser 2(プラチナム仕上げ)』。「乗れば2パットではホールアウトできると思っていましたが、実現できたところが成長したところだと思います」と、梅雨時期特有の重たいグリーンをしっかり打てる“エース”で問題なく攻略した。
これで今季3勝目、そして賞金ランキング1位浮上と今季の目標に掲げる『年間5勝と賞金女王』にまた一歩近づいた。
【鈴木愛のクラブセッティング(WITB=What’s in the Bag)】
1W:G410 PLUS(9.5度、ピンALTA JCB)
3,5W:G410フェアウェイウッド(14.5、17.5度)
UT:G400ハイブリッド(22、26度)
6I〜PW:i210アイアン
W:GLIDE 2.0ウェッジSS(50、54、58度)
PT:VAULT Anser 2(プラチナム仕上げ)
BALL:タイトリスト PRO V1x
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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