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悔しい気持ちがあるからうまくなれる!黄金世代に見た人並み外れた負けん気の強さ【記者の目】

女子ツアーにおいて、現在“黄金世代”と呼ばれる1998年4月2日〜99年4月1日生まれの選手たち。今季16戦を終了して5勝しているだけでなく、賞金ランキングのトップ20に7人(勝みなみ、河本結、渋野日向子、新垣比菜、原英莉花、吉本ひかる。小祝さくら)も入っている。「ニチレイレディス」でもトップテンに高橋彩華(2位)、小祝、河本(3位タイ)、渋野(7位タイ)、原(10位タイ)の5人が食い込んだ。そのほか、2日目に田中瑞希がトーナメントコースレコードの「63」をマークするなど、どれだけタレントがそろっているのか、底の深さを改めて感じさせられた。
毎度の悔しがりもいまでは恒例 河本結のくねくね【写真】
実質ツアー2年目の彼女たちが、なぜそこまで活躍できるのだろうか。これまで多くの人々がその理由を探ってきた。アマチュア時代に勝や畑岡奈紗が優勝したことで、自分たちも十分戦えると思ったから、クラブがやさしくなったぶん、高度な技術を必要としなくなったからなどなど、それこそ挙げればキリがないほど語られている。それを知った上で、あえて個人的な意見をいわせてもらうなら、人並み以上に負けず嫌いの選手が多いからではないか。
例えば、今大会で3位タイに入った河本は、4試合連続のトップ3だったにもかかわらず、涙を流して悔しがっていた。定番になりつつあるが、今回の悔し涙はこれまでと異なる。最終日の9番パー4でティショットを右の林に打ち込んだが、そこからあえて左のラフに出す。ピンが右手前だから、たとえラフでも左サイドから打ったほうが寄せやすいという判断からだ。その読み通り、ピン手前1メートルにつけるスーパーショットを見せる、しかし、残念ながらそのパットを沈めることができなかった。それが許せないという。「自爆ですよね。そこで気持ちを切り替えることができず、後半スコアを伸ばせませんでした」と、振り返っていた。
また、10位タイに入った原は、「ふがいない自分への怒りが抑えられません。情けないし、悔しいです」と、真顔で語っていた。前日に「67」をマークしたものの、アイアンショットの調子が悪かったため、コースで練習した後、師匠であるジャンボ尾崎のところへボールを打ちにいったという。アドバイスをもらったものの、なかなか良化せず、イライラが募るラウンドになったと嘆いた。それでも「71」で回っているのだから前向きに考えてもいいと思うが、今まで見せたことのない怒りの表情を浮かべながら、自分のゴルフを振り返っていた。
河本は5試合連続トップテン、原にしても3週前の「リゾートトラストレディス」でツアー初優勝して以来のトップテン入りなのに、満足する気持ちは一切ない。その意味では、「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」でツアー初優勝を飾った後、初めて最終日に60台をマークして7位タイとなった渋野も同じだ。「予選ラウンドで一緒の組で回っていた鈴木愛さんは、ボギーを叩いてもその次のホールでバーディを奪っていました。自分は今週3連続ボギーがありましたから、その辺が課題です」とやはり悔やんだ表情を浮かべていた。
考えてみれば、その鈴木からも満足したというコメントは滅多に出てこない。ニチレイレディスで大会2連覇、2週連続優勝を飾った後でさえ、プレーオフの舞台となった18番パー5でイーグルを奪っての優勝ができなかったところが反省点だと語っていた。オッケーパットのバーディ締めで勝っておきながら、どんだけ欲張りなのかと思うが、その欲があるからこそ、人一倍の練習量をこなせるのだろう。となれば、悔しい気持ちを見せた若手にはまだまだ伸びしろがあるのは間違いない。もちろん、今回、鈴木にプレーオフで敗れた高橋も、彼女たちに負けないぐらいに悔しさをにじませていた。勝てなかったにせよ、勝てるだけの力があると証明できたのだから十分かと思うが、そんな考えは一切ないらしく、これまで以上に練習量を増やすと誓っていた。
「フジサンケイクラシック」で惜しくも敗れた吉本も悔し涙を簡単に止めることができなかった。負けて泣くぐらいなら、勝って泣けよという人もいるだろう。しかし、一般社会で涙が出るほど悔しい気持ちを味わった人はどれだけいるのだろうか。泣くほど悔しいからこそ、頑張ろうという気持ちになるのではないか。もちろん、それだけの気持ちで戦っているのは黄金世代だけではない。上にも下にも彼女たちよりも強い気持ちの選手はたくさんいる。ただ、なぜか黄金世代にはそういう選手が多いのだ。
おそらく、数年後には彼女たちの中から米国女子ツアーに挑戦する選手が何人も出てくるだろう。そこにはすでに結果を残している畑岡もいる。今度は米国女子ツアーで黄金世代といわれるようになってほしいが、あり得ないぐらい高い壁が待ち受けていることは知っている。でも、彼女たちならその壁を乗り越えるんじゃないかという期待だけは持ち続けていたいと思う。(文・山西英希)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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