<アース・モンダミンカップ 最終日◇30日◇カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)◇6620ヤード・パー72>
賞金総額2億円、優勝賞金3600万円のビッグトーナメント「アース・モンダミンカップ」は全日程が終了。これでツアーの前半戦が終わった。
健闘をたたえ合う原英莉花と申ジエ【写真】
黄金世代の活躍が目立った前半戦。シード獲得の目安となる2400万円を突破して、初シードをほぼ手中に収めた選手は5人にのぼった。
その中の最上位は「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」でツアー初優勝をメジャー大会で決めた渋野日向子。現在賞金ランク3位につけて「全英AIG女子オープン」への出場権も獲得している。なお、渋野の場合、メジャー優勝の資格で3年のシードを手にしている。
次が「アクサレディス」で初優勝を挙げた河本結だ。昨年のステップ・アップ・ツアー賞金女王の資格で今季は出場。初優勝、そして賞金ランク上位争いとまさに“ステップ・アップ”を体現している。
そして11位には今季から日本ツアーに参戦しているペ・ソンウ(韓国)、同14位に吉本ひかる。2人は優勝こそないが、今年は何度もV争いに加わるなど、初優勝は間近に迫っている。
また今大会で2位タイに入った宮里美香もボーダーを突破。日本ツアー本格参戦初年度で早々にシードの確定ランプを灯した。とはいえ、本人としてはあくまで目標は勝利。「シードは最低条件だと思う。やっぱり勝つことにこだわりたいと思っています。これで戦いやすくなるという感じは捉えていないですね」と話した。
すでに5人が初シード濃厚ということは、裏を返せば5人があふれるということ。群雄割拠の国内女子ツアー。今シーズンが終了したとき、来季を彩るシード選手はどのように変化しているのだろうか。
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