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QT失敗からの“逆転”　金澤志奈の印象に残るのは「一年くらいの長さに感じた」18ホール【リランキングを突破した注目娘たち】

「アース・モンダミンカップ」で前半戦の日程を終えた国内女子ツアー。この大会後には第1回リランキングが行われ、優先出場権のシャッフルが行われた。ここで、中盤戦の出場権を手にした注目選手に、前半戦の振り返りや、今後の意気込みなどを聞いた。
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昨年のファイナルQTは52位で、今季前半戦は限定的な試合出場を余儀なくされたのが金澤志奈だ。それでも出場権がおりてきた試合や、主催者推薦、選考会（マンデートーナメント）なども駆使し、13試合に出場。トップ10に2度入るなど活躍を続け、約1158万円の賞金を稼いだ。この結果、リランキングも13位で“突破”。9月末に行われる第2回リランキングまでの出場権をガッチリつかんだ。晴れて後半戦を迎える金澤の、現在の心境は？
―前半戦を終えての感想は？
「QTの結果が悪かったので、不安な気持ちはありましたが、そのなかでも試合に出られるチャンスをいただけました。その機会を無駄にせず、上位争いができた試合もあったし、リランキングを通過できて、ホッとした気持ちは大きいです」
―アース・モンダミンカップまでを振り返ってみて、良かった点は？
「（参戦実質1年目の）昨年は、移動や体力面でしんどいと思うことが多かった。それを踏まえて、今季は効率よくできたことが、成績にも出ているかなと思います。あとはパットが安定して、ずっといいリズムで打てているのもよかった要因です」
―自己評価を点数でつけると？
「60点というところでしょうか。QTが悪かったので、リランキングを通ることを目標にシーズンに入って、それをクリアできたので、この点数です」
―では残りの40点はどのような点が足らなかったですか？
「最終日に伸ばせない、ということが多かったので、そこは悔しいところでした。後半戦への課題かなと思います」
―記憶に残った試合を教えてください。
「ヤマハ（レディースオープン葛城）とほけん（の窓口レディース）ですね。ヤマハは、3日目まですごくいいプレーができて、初めて最終日最終組も経験しました。最後は、（アン・）ソンジュプロと（成田）美寿々さんと一緒のラウンドですごく緊張して、成績がよくなかった（「78」）こともあって、あの一日は一年くらいの長さに感じました（笑）。『まだ終わらない〜』って。今までの18ホールで一番長かったです。
ほけんは、出だしよかった（単独首位スタート）のに2日目、3日目と伸ばせなかった。『もっとできたな』と悔しい気持ちもあります。でも精一杯やった結果なので、これを受け止めて、もっと練習しようという気持ちにもなりました」
―金澤選手の仲のいい選手は誰ですか？
「同期（勝みなみらと同じ89期）は、みんな仲がいいです。特に田村亜矢ちゃんとは、よく一緒にいます。でも、あまり練習ラウンドを誰かとやる、ということはないですね（笑）」
―もらってうれしいプレゼントは何ですか？
「なんだろう…。あっ、スタバ（スターバックスコーヒー）の商品カードは、うれしいですね（笑）。ぜひ、お待ちしてます（笑）」
―ファンからは何て呼ばれてますか？
「しなちゃん、ですかね。これまで、あだ名とかがついたことないんです。昔から、しなちゃんって呼ばれることが多いです」
―最後に後半戦の目標を教えてください。
「優勝、それしかないですね。前半戦で優勝争いも経験できたので、後半は何とか勝ちたいです」
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