<日本プロゴルフ選手権 第1ラウンド◇5日◇いぶすきゴルフクラブ(鹿児島県)◇7212ヤード・パー71>
「日本プロゴルフ選手権」の第1ラウンドが終了。石川遼、ハン・ジュンゴン(韓国)に並んで首位タイに立ったのが、2週間前に50歳を迎えたばかりの藤田寛之だ。
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ツアーデビューは1993年。長年ツアーで戦ってきたが、50代に突入した今は考え方も戦い方も変わっている。「若い頃はモチベーションという言葉がぴったりはまりましたけど、そういうのも非常に危ない年齢になりました。常に努力はしていて、負けないように頑張っていますけど、基本は自然体です」。
体に関しては、腰痛のケアのためにヨガを始めたり、天気が悪いとボールが見えづらいからと、今年からボールを黄色に変えてみた。「何度も車検を通っているような車に、もっとトップスピードを出してというのは酷ですよね。コーナリングはうまく回りますけどね。ドライビングテクニックはあります」と笑いながら話す。
しかし、まだ優勝も賞金シードも諦めていない。「50過ぎているので、多少は自分の思うようにやらせてもらってもいいのかなと思いますね」と、熟練の技で走り続ける。
以下、そのほかの上位勢のコメントを紹介する。
■石川遼(6アンダー・首位タイ)
「6アンダーというスコアは中盤の流れだと難しい数字かなと思いましたけど、内容的には6アンダーで回れてもおかしくない内容かと思います。日本プロは1回は勝ちたいと思う。谷口徹さんからは、日本プロを3回優勝したのは全部40代になってからとお聞きした。そういう意味で日本プロのセッティングはフェアでいろんなコースを回るので、誰にでもチャンスが来る。今まであまりいい成績を出せなかった大会なので、今年は頑張りたい」
■ハン・ジュンゴン(6アンダー・首位タイ)
「ティショットがフェアウェイキープできていて、いいイメージで打てたのでショットがよかった。練習ラウンドはしていないので、コースを回るのは今日が初めてです。今日はいい感じだったので、明日も今日の感じでいいプレーができるように頑張りたい」
■今平周吾(5アンダー・4位タイ)
「コースが分からない状態だったので、とりあえずフェアウェイキープして、ピンを攻めずにやったら意外とバーディが来たという感じ。調子はそんなに悪くなかった。こういう大きな大会で優勝したいという気持ちはあります」
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