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レギュラーツアーか、ステップか　藤田光里の下した決断は…

＜資生堂 アネッサ レディスオープン 3日目◇6日◇戸塚カントリー倶楽部(神奈川県)◇6513ヤード・パー72＞
先週の「アース・モンダミンカップ」終了後に行われた第1回のリランキングで46位に入り、7月以降のレギュラーツアーにおける、ある程度の出場権を獲得した藤田光里。一方で6月中旬に行われたステップ・アップ・ツアー「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」で優勝。ステップの賞金ランキングで6位につけている。
めちゃくちゃカッコイイ藤田光里のガッツポーズ【写真】
ここで浮上する疑問が、7月以降どちらのツアーに出場するかということ。普通に考えたらレギュラーツアーとなるところだが、ステップ・アップ・ツアーで賞金ランキング2位以内に入ることができれば来季の前半戦出場権、10位以内であればファーストQT免除となるだけに、限られたレギュラーの試合でシードを目指すのか、ステップから来季の出場権を目指すのか重要な選択となる。
藤田が下した決断は、ややレギュラーよりの両にらみだった。「前週までにリランキングで出場権が下りてきたらレギュラーツアーに出ます。下りてこないのであれば、ウェイティングはせずにステップへと行きます。行った試合で、ステップの賞金ランキングも上げていきたい。主催者推薦でレギュラーツアーにでるということはあまりないと思います」。
昨年実績で言うと、欠場者などを加味した大会前週の金曜日時点で出場資格を得ている『出場者リスト』で、最も順位が高かったのは「ニッポンハムレディスクラシック」の45位（次点は「センチュリー21レディス」の47位）。ニッポンハムは今年から4日間となったため出場者増。これを鑑みると、主戦場はレギュラーツアーとなりそうだ。
「9月末にもう一度リランキングがあるのですが、現実的に考えてその間までしか出られなかったら賞金シードを獲るのは大変。どっちも行ければいいのですが、できることを一歩一歩クリアしていこうと思っています。今年はステップを主戦にしていて、優勝という目標が達成できたので、次の目標は賞金ランキング1位と2位だったのですが、こっちの試合も出られるようになったので、両方いいところに入れるようにしたいですね。（自身が出られなかったアース・モンダミンカップで）もっとリランキング順位が下がると思っていたのですが、意外と出られる順位で留まってくれた。それは大きいです」
上位選手のエントリーによってはレギュラーとステップの行き来になるが、互いのツアーのギャップはあまり感じていないという。「ステップのコースもかなり難しいです。1年目に出たころは“ステップはこういう感じなんだ”と思っていましたが、今はセッティングも試合感もレギュラーに近い。グリーンも速いところはかなり速い。ツインフィールズなんて相当速かったですよ。コースもとても綺麗でしたし、そんなにコースセッティング的な差は感じないですね」。どちらに行くにしても、違和感なくプレーができそうだ。
久々の連戦にはワクワク感しかない。「試合が続くのは楽しみです。特に自分のランキングで出られるというのはいいですね」。その初戦から10位タイと好位置で最終日を迎える格好の展開。ここで上位に入れば9月末のリランキングも突破できる。まずはこのチャンスをものにして、10月以降のレギュラーツアーへの出場権を確保してしまいたい。（文・秋田義和）

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