<日本プロゴルフ選手権 第2ラウンド◇6日◇いぶすきゴルフクラブ(鹿児島県)◇7212ヤード・パー71>
先週の「ダンロップ・スリクソン福島オープン」2日目に、驚きのフェアウェイキープ率『100%』を叩きだしたのが重永亜斗夢。今週もドライバーではほぼフェアウェイを外して折らず、2日間トータルのフェアウェイキープ率で82.14%の2位タイに入った。
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実は「ダイヤモンドカップの時、遊びでドライバーの反発係数を測ったら(規定値を)超えてしまって使えなくなった」と、福島オープンからドライバーを変更。「担当の人に聞いたら、芯に当たる回数が多いからフェースが薄くなるのがはやい」。前モデルは1年ほどしか使っていなかったが、急遽投入した『エピックフラッシュ』のスタンダードモデルが「意外とはまった。曲がっていなくて思い通りにいっている。ドライバーが幅に入れば、僕の場合ゴルフを組み立てられる」とエースに替わっても手に馴染んでいる。
今週のいぶすきゴルフクラブは初めてラウンドするコースだが、子どもの頃にはファンとして訪れた思い出の地。「カシオワールドオープンで、はじめて観戦に来たコース。小学校3年生の時。田中秀道さんが好きだったので行きました。秀道さんと伊澤さんが最終組で回っていて、それを何ホールか観た」。そんな思い出のコースで、この日はベストスコアの「64」をマークする活躍を見せた。
「手応えはまったくないですね」と笑ったが、「7アンダーで、今日は久しぶりにうまく噛み合ったかなと思います。コースはそこまで難しいイメージはないので、はまればスコアは出ると思う」。今季トップ10入りは意外にもゼロだが、予選落ちもゼロと安定感はバツグン。幼い頃訪れた鹿児島で、今度は自分が子どもたちに夢を与える。
■石川遼(トータル10アンダー・首位タイ)
「自分の中ではツアー選手権でドライバーに挑戦したのが大きい。そういうところから少しずつ自分の気持ちが変わってきたのが、ひとつのきっかけだったと思います。プライベートで36ホール回るのよりはきついですけど、それはみんな同じ。その中で誰が集中力を保って回れるかだと思います。明日は3日目になりますけど、元気に迎えられる初日くらいの感じでやりたいなと思います」
■ハン・ジュンゴン(トータル10アンダー・首位タイ)
「昨日よりフェアウェイキープできたことがスコアにつながったと思います。ショットは良いので、あとはパットが入ってくれれば。明日は36ホールなので集中力をキープすることができたら良い成績がでると思います」
■北村晃一(トータル10アンダー・首位タイ)
「(スコアの要因の)1番はパターですかね。1.5mから2mくらいは全部入れているので本当にそれだけ。日本プロに出られることが決まっていたので、(コースには)5月に練習しにきました。優勝する自信はまったくないですけど、頭の中をクリアにして、打ち急いだりパニックになることがなければ、今の調子であればある程度のスコアを出せるのかなという自信はあります」
■ショーン・ノリス(トータル9アンダー・2位タイ)
「アイアンやパットなど全部がよくなっているけど、今日はいいプレーをしなければいけない理由(日本時間6日深夜に父が逝去)があったので、とくに集中してゴルフができた。昨日の夜には危ないと分かっていたけど、“こっちに帰ってこないで、大会を最後までやってほしい”と最後に父が言ってくれた。その約束を果たすために僕は頑張ってプレーする、ただそれだけ」
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