「アース・モンダミンカップ」で前半戦の日程を終えた国内女子ツアー。この大会後には第1回リランキングが行われ、優先出場権のシャッフルが行われた。ここで、中盤戦の出場権を手にした注目選手に、前半戦の振り返りや、今後の意気込みなどを聞いた。
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今季QTランク37位で開幕を迎えて、躍進したのが西木裕紀子。「フジサンケイレディス」で5位タイに入るなどここまで賞金約890万円を獲得。レギュラー31試合に出場した2017年の約204万円をすでに超え、充実のシーズンを送っている。第1回リランキングも17位で突破。9月末の第2回突破もほぼ確実なものとした27歳の、今の心境は?
―前半戦を振り返っての感想を教えてください
「第1回リランキング突破を、まずは最低目標に掲げてオフから取り組んできたので、そういう意味では順調でした。予選落ちもあるけど、しっかりと戦えたので最低条件はクリアしたという印象です。第1回のボーダーラインは、早々に突破できたので、安心しながら試合に臨めました」
―よかった点はどのような部分ですか?
「一昨年にレギュラーツアーに参戦した時は、予選落ちが続いて、自信をなくしたり、ショットがぶれたりしていました。もう全然通用しなかった。今年は、そういうこともなく、大人のゴルフもできたように思えます。フジサンケイで自己最高順位の5位に入れて、それも自信につながりました。心にゆとりができましたね」
―自己評価を点数でいうとどれくらいですか?
「前半戦で考えたら、70点くらいはあげてもいいかな。最低目標のリランキングを突破できて、最高順位も出せたので、それくらいつけられるかなと思います」
―残り30点はどのような点ですか?
「細かく言うと、もちろんいろいろありますが、焦りからマネジメントをミスして、もったいない試合も多かったなと思います。連戦のなかで耐えたいところで耐えられない。集中力が欠けた部分もあるので、そこは後半戦でなんとか改善したいところです」
―印象に残る試合はやはり…
「フジサンケイですね。スーパーショットがあったわけではないですが、とにかくパットが入ってくれた。もともと高麗グリーンは得意ではないので、『予選通過できればいいかなー』と臨んだ大会でした。高麗芝は、『あれっ?』て思い始めたら、そこからどんどんおかしくなってしまいます。そういうことがない1週間でした」
―仲のいい選手を教えてください
「瀬戸瑞希は、よく一緒にいて、練習ラウンドとかも回ります。あと、お世話になっている先輩は穴井詩さん。よくご飯を食べさせてもらったりしています(笑)。(江連忠氏の)アカデミーが一緒だったのがきっかけで、もう10年くらいの付き合いです。いい先輩です」
―もらってうれしいプレゼントは何ですか?
「1回LPGAのサイトで『コーヒーが好きです』って言ったら、そこからコーヒーのプレゼントをいただくことが増えて、うれしいです(笑)。豆のプレゼントもありますし、先週はスタバ(スターバックスコーヒー)の粉末のものをいただいて、めっちゃ飲んでます(笑)。あまり趣味がなくて、カフェに行ってコーヒーを飲むくらいしかないので、うれしいですね」
―ファンからは何て呼ばれてますか?
「『ゆきちゃん』が多いですね。これまで、かわいいあだ名はあまりなくて、『ゆっこ』、『ゆきちゃん』みたいなのがほとんど。あとは『西木!』って呼ばれることが多いです(笑)。私らしいかなと思ってます(笑)」
―後半戦の目標を教えてください。
「第2回リランキングのボーダーもクリアに近いものがあると思うので、もう1段階レベルアップした目標を立てたいです。今賞金ランク50位ギリギリなので、ここからシードを見据えて、優勝争いに絡んでいきたいです。リランキングは、職場が決まるシステムなので、ビビりますよね(笑)」
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