「アース・モンダミンカップ」で前半戦の日程を終えた国内女子ツアー。この大会後には第1回リランキングが行われ、優先出場権のシャッフルが行われた。ここで、中盤戦の出場権を手にした注目選手に、前半戦の振り返りや、今後の意気込みなどを聞いた。
POで惜敗…高橋彩華が意気消沈
前半戦、“どん底”から急激なV字回復を見せたのが、高橋彩華だ。QTランク28位の資格で、今季の前半戦出場権を獲得したが、「アクサレディス」から「パナソニックオープンレディス」までの6試合連続予選落ちなど、シーズン序盤から苦しい試合が続いた。しかし、そこから持ち直し「ニチレイレディス」ではプレーオフのすえ鈴木愛に敗れたものの、堂々の優勝争いを演じた。結果、リランキングは10位で楽々突破。そんな黄金世代の一人・高橋の今の心境は?
―前半戦を振り返っての感想を教えてください
「まずリランキングで後半戦に出られるというのは、正直ホッとしています。試合に出られないのはつらい。限られた試合のなかで成績を出さないと後半戦は出られないというのはすごくしんどかったですけど、無事通れてよかったです」
―よかった点はどのような部分ですか?
「パットが“普通”になってくれたことが大きい。まだ“いい”とは言えないですけど。2年前にプロテスト前の試合で、短い距離のパットをミスして、それを気にして手が動かなくなりました。今だったら気にしないんですけど、なんで気にしちゃったんですかね」
―自己評価を点数でいうと?
「70点くらいですかね。やっぱり6戦連続予選落ちはやりすぎですね(笑)。でもニチレイでの優勝争いで20点はプラスされました」
―反省点はどこにありますか?
「ショットは今年はドライバーも落ち着いていたので、やっぱりパターが苦しかったですね」
―印象に残った試合は?
「サロンパス(ワールドレディス サロンパスカップ)です。この試合の時に、すごく久しぶりにパターの時に手が動いて、感動しました。『こんなに普通に打てるもんなんだなー』という感じで」
―では普段仲のいい選手を教えてください
「稲見萌寧です!高校の時からずっと仲がいい。きっかけは覚えてないんですけど、気づいたら仲良しになってました。LINEも週5〜6でしています。後半戦、(稲見がレギュラーに)来るから超うれしいです。多分、二人ですごくうるさいと思う(笑)」
―もらってうれしいプレゼントは何ですか?
「スタバ(スターバックスコーヒー)の商品カードはうれしいです。自分で選べるのは、すごくいいですね(笑)。あとは入浴剤もありがたいです」
―ファンからの呼び名は?
「『さや姉』です。去年の夏まで、『さや姉』っていうネームを入れたボールを使っていたんですけど、それが広まってそう呼ばれるようになりました。中学、高校のあだ名が『さや姉』だったので、アマチュアの時のノリでボールに入れてたらそうなりました。広まって、恥ずかしいので、今はローマ字で『SAYAKA』って入れてます」
―では最後に後半戦の目標を教えてください
「ツアー優勝と、シード権獲得です。獲れる気がしてきました。トップ10に入れるようになって、優勝できる可能性もあるかもしれないと思えるようになりました。去年はサードで一度落ちているので、QTは2度と受けたくないんです(その後、繰上げでファイナルQTに出場)。とにかくQTに行かないように頑張ります」
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