<日本アマチュアゴルフ選手権競技 3日目◇11日◇伊勢カントリークラブ(三重県)◇7002ヤード・パー71>
兄・石川遼の優勝に続き、弟・航(日体大2年)にも絶好のチャンス到来だ。
優勝カップを誇らしげに掲げる石川遼【写真】
「後半の数ホールで雨が降ってきたけれど、そんなに気にならなかった。むしろ雨は好きなので気持ちよくできた。雨が降っていると考える時間がなくなり、無心でできるのがいいのかも」
予選を1アンダーの22位タイで通過した石川航は、この日、6バーディ・2ボギーの「67」とベストスコアをマークし、トータル5アンダーで4位タイに浮上。首位・清水大成(日本大3年)とは2打差と、逆転優勝を狙える位置につけた。
「(予選を通過したことで)今日はたくさんバーディを取っていきたいと思っていたので、そのとおりにできてよかった。特に、パッティング。先輩がキャディをしてくれていますが、最初のラインがボクと合っていたので、その後も先輩の読みどおりに打っていったらバーディをたくさん取れました」
本人は「実力以上のスコアだと思います」と謙遜するが、続けて「しっかり自分の力を出せていると思う」と自然体で臨んでいる。しかも、先の日曜日には兄の遼が「日本プロゴルフ選手権」を初制覇。追い風が吹いているのは間違いない。
「トップのスコアを意識したい。明日、前半を終えてトップと3、4打差ならチャンスはあると思う」
“日本最強ゴルファー”の称号を、石川兄弟がつかみにかかる。
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