<ECCレディス 2日目◇12日◇北六甲カントリー倶楽部 東コース(兵庫県) ◇6,447ヤード・パー72>
国内女子ステップ・アップ・ツアー第10戦「ECCレディス」2日目が終了。前週の「Skyレディース ABC杯」で2位タイの成績を残し、好調を維持するサイ・ペイイン(台湾)が、トータル7アンダー・単独首位で最終日へ向かう。
ホールアウト後に握手をするサイ・ペイインとアマチュアの西村優菜
初日3アンダー・首位タイとなり、2日目は最終組でプレー。前半に2つスコアを伸ばすと、後半も3バーディ・1ボギー。「68」をマークして、同組で回ったアマチュア・西村優菜に1打差をつけてのホールアウトとなった。
2018年にレギュラー賞金ランク64位となり、シードから陥落。今季はQTランク60位でのツアー参戦となったが「今年の前半はオーストラリアや韓国の試合にも出場していました」と海外ツアーを転戦。国内ツアーはステップが主戦場でここまで7試合に出場している(レギュラーは「アース・モンダミンカップ」の1試合)。
5月末の「ツインフィールズレディース」以降の参戦4試合はつねに上位争いを展開したが、勝利をあげることができず。それでも風の読みの甘さやティショット時の立ち方・アドレスなど、負けた原因を突き詰めることで好調をキープ。加えて使用クラブ選びへのこだわりもステップで上位争いを続けられる要因のひとつだ。
ソール幅の厚いアイアンを使っていたが、海外転戦による気づきで、シャープなモデルに変更。また現在使用するオデッセイのSTROKE LAB SEVEN パターは、「ルートインカップ 上田丸子グランヴィリオレディース」開催週にゴルフショップに立ち寄り購入したものだとか。
「みんな使っている『カーボンとスチールの(複合)シャフトはどうなんやろ〜』って気になってしまって、練習帰りにゴルフショップへ。私は普段から32インチを使っていますが、偶然同じ長さのものがあったので買いました。アース・モンダミンカップで試打させてもらおうと思っていましたが、早く手に入れて稼ごう!と(笑)。自分のイメージに合うクラブに出会えた感覚で、距離感がすごく合う。速いグリーンにも重いグリーンにも対応できる。前のパターも活躍してくれましたが、いまはこれが一番合っている」と、笑顔で語った。
レギュラー、ステップともに優勝経験がなく、初勝利がかかる最終日。史上6人目のステップアマ優勝を狙う西村とは、2日間連続でともに最終組でのプレーだが「プレッシャーをかけるショットを打っていきたいなと思います。頑張ります!」と気合を入れた。
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