「アース・モンダミンカップ」で前半戦の日程を終えた国内女子ツアー。この大会後には第1回リランキングが行われ、優先出場権のシャッフルが行われた。ここで、中盤戦の出場権を手にした注目選手に、前半戦の振り返りや、今後の意気込みなどを聞いた。
女子会中?小祝さくらと原英莉花の仲良し2ショット【写真】
シーズン第4戦の「アクサレディス」で2位タイに入り、早々にリランキング突破を決めたS.ランクン(タイ)。前半戦だけで1600万円以上を稼ぎ出し、シードに大きく近づいている。
今年の12月で20歳のルーキー。とはいえ、2017、18年には中国ツアーで賞金女王に輝くなど、その実力はアジアトップレベルといってもいい。そんな若きホープが日本ツアー参戦で今、何を思うのか聞いてみた。
―前半戦を振り返っていかがですか?
前半戦は良かったと思いますが、とてもタフでした。ルーキーなので毎週プレーしていましたが、とても疲れました。でも、違うコースでプレーするのも楽しかったです。いろんなコンディションのコースでプレーすることができて勉強になりました。
―良かった理由はなんでしょう?
前半戦はドライバーが良かったと思います。ショット全般は良かったので、スコアをつくることができました。ショットが良くてしっかりとグリーンを捉えていたので、大きなミスはなかったと思います。
―自己評価をするとどれくらいですか?
前半戦は75点くらいですね。特別にいいわけではなかったけど、合格点。悪くはなかったです。でも、いいプレーができなかったときに怒った顔をしていたときもありましたが、日本のトーナメントはカメラマンが多く、怒った表情を撮られるのは嫌だったので、感情をコントロールするようにしていました(笑)。
―反省点はありますか?
パッティングです。毎試合たくさん打ちました(笑)。日本のグリーンはキレイでスピードも速くて、滑らか。傾斜も多くて苦戦してしまいました。早く目覚めて!と思っていました。
―いちばん記憶に残る試合は何ですか?
開幕戦の沖縄です。すごく風が強くて、毎試合こんなに風が強いの?と思いました。日本のコースはQTくらいしか知らなかったので、嫌だな〜と思いました(笑)。それ以外は、どこのコースも印象に残っています。日本の選手がどんな風にプレーするのか楽しみに見ていました。
―仲のいい選手はいますか?
私は日本語が話せなくて、日本の選手はタイ語も英語(インターナショナルスクール出身で英語と中国語はペラペラ)も話せない人が多いので。あんまり友だちがいないので、早くみんなと日本語で話したいです。(渋野)日向子さんには仲良くしてもらっています。
シャイではないのですが、なかなか話ができません。なので、知らない人に対してはスマイルを忘れずに、礼儀正しくしようと心がけています。
―プレゼントでもらってうれしいモノはなんですか?
今までもらったのは、クッキーとかお菓子が多いですしうれしいです。いちばん印象に残っているのは、手持ちの扇風機です。日本は暑いと聞いているので、とても役に立ちそうです。
―なんと呼ばれることが多いですか?
ランクンが多いです。そのままですね。地元では私のあだ名はein(アイン)です。これはドイツ語で「1」という意味です。私が生まれたとき、父がドイツ語を勉強していて、そういう風に呼び始めたそうです。でも日本だと、アイさんがたくさんいるので紛らわしいですよね。ランクンと呼んでください。
―最後に後半戦の目標と課題を教えてください
後半戦の目標は、ツアーに残ること。プロテストは難しいと聞いていますので、いきたくない。賞金ランキングでトップ50に入って正会員になることが目標です。
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