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デビッド・デュバルの7番ホールで全英オープンは大混乱? 正しいスコアは「15」?「13」?「14」?

<全英オープン 初日◇18日◇ロイヤルポートラッシュGC(北アイルランド)◇7344ヤード・パー71>
かつて世界1位にも輝き、2001年の本大会で優勝した歴代覇者を“悲劇”が襲った。デビッド・デュバル(米国)が「91」で20オーバーの大たたき。156位の最下位(暫定)という結果で、初日の会場を後にすることになったのだが、このデュバルのスコアを巡って、大会は“大混乱”に陥った。
こちらが魔の7番【コース写真集】
選手、さらに競技員の頭を悩ませる現場となったのは、7番パー5(592ヤード)だ。ここでのデュバルのスコアは「14」、つまり9打のスコアロスが記録されたのだが、このスコアに落ち着くころには、ホールアウトから約2時間が経過していた。
デュバルの証言、さらに大会発表をまとめると、その時の状況は以下の通りとなる。まず、7番でティショットを放ったデュバルだが、このボールをラフで紛失。さらに打ち直しの3打目でも再び同じ状況となり、さらに追加でもう1球(5打目)をティイングエリアから打った。これもラフに入り、その後プレーを続けたのだが、グリーン付近で、今度は誤った球でのプレー、すなわち誤球が確認された。
そのため、この“誤球”が発生したと思われる本来のセカンド地点で“正球”を探したが見つからず。再度ティイングエリアまで戻り4度目の“ティショット”を打つことになったデュバル。結果的にこの4球目(9打目)からホール終了まで6打かかった。「また7番ホールをやり直さなければならなかった。珍しい、最悪のシチュエーションだ」。ホールアウト後には、こんな言葉も口にした。
最終的にこのホールでのデュバルの記録は、誤球によるペナルティも含め「14」に“落ち着いた”のだが、当初の発表は「15」、その後「13」と訂正され、さらに「14」と再訂正された。ここから大会側の混乱ぶりもうかがえる。
「これまで85は2回あるけど、90は初めて(その後91に訂正)」というデュバルは、この後さらに左腕を痛めるというアクシデントにも襲われた。まさに“泣きっ面に蜂”という状況だ。ただ、「明日もプレーする予定だ」と戦いの続行を宣言。「ここに来た時は、トップ20にも入れるんじゃないかというくらいだった。パットさえ入ってくれればと思っていたが、実際には最下位だ」。こんな言葉が初日の会場に寂しく響いた。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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