<大東建託・いい部屋ネットレディス 初日◇1日◇鳴沢ゴルフ倶楽部(6605ヤード・パー72)>
今季は19試合に出場して予選落ちがわずかに2回と安定感を見せる脇元華。しかし、トップテンに入ったのは、優勝争いを演じた「アクサレディス」での4位タイのみと、本人にしてみればかなり不満が募るところだが、その原因はパッティングにあったという。
まさに“艶やか”! 脇元華のドレス姿【前夜祭フォト】
「3パットが多いんですよね。アース・モンダミンカップでは3パットが4日間で8回もあったんです。せめてもう少し入ってくれれば、もっと上位に食い込む回数も増えるんですけどね……」
もちろん、自分でも試行錯誤を繰り返していたが、ふと気がついたのが欧州ツアーメンバーである谷原秀人の存在だ。以前からインスタグラムやメッセンジャーを通じてコミュニケーションをとり合っていたが、思い切ってパッティングの悩みを打ち明けてみた。
「パッティングがうまい人だという話を聞いていたので、どうしたらいいんですかと聞いたんです。そうしたら、動画を送ってほしいといわれました」
先週の大会前日の夕方に、生まれて初めてパッティングの動画を撮った脇元だが、あることに自分で気がついた。
「インパクトのときに上体が起き上がっていたんです。それで前傾角度をキープしたまま打ってみると、出球が順回転で安定するようになりました」
そのおかげでラインにも乗るようになったというが、谷原にも動画を送り、自分の判断が正しいかどうかを仰いだ。
「同じ意見でしたね。ただ、ストローク中に頭が動いているとか、ボールの位置をもう少し左にセットしたほうがいいとかなど、ほかのアドバイスももらいました」と脇元。
大会初日となったこの日は4アンダー・暫定3位タイでフィニッシュして、その効果がようやく現れた形となった。まだ3日間あるものの、これまでとは違う確かな手応えを感じていた脇元。国内の女子ツアーで戦う選手が、欧州ツアーの男子プロにアドバイスをもらう。ひと昔前ならありえないことだが、好成績を残して恩返ししたいところだ。
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