<大東建託・いい部屋ネットレディス 初日◇1日◇鳴沢ゴルフ倶楽部(6605ヤード・パー72)>
前週の「センチュリー21レディス」で4位タイに食い込み、今季2度目のトップ10入りを果たした臼井麗華。勝負事にタラレバは禁物だが、あと2打伸ばしておけばプレーオフに残ることができただけに、満足するよりも悔しい気持ちのほうが強かったという。それでも、成績のよかった試合の翌週に頑張ることこそ大切だと思い、気を引き締めて初日に臨んだ。
夜は違う顔… 臼井麗香のドレス姿が美しい
「3アンダーという数字を見るといいんでしょうが、バーディを6個獲ったことを考えるとどうですかね……」と臼井。
4番パー4では、ティショットを曲げてしまい、ボールは木の後ろで止まる不運に見舞われた。一度刻む方法もあったが、50ヤードほどのフックをかけて果敢にグリーンを狙った臼井。わずかに距離が足らず、手前の池にボールを落としてダブルボギーを叩いたが、その後、大きく崩れなかったところを見ると、調子自体は悪くないようだ。今大会は相性のいい洋芝のコースということもあるが、本人は次のように分析する。
「先週、今週と調子がいいのは、リランキングで後半の試合に出場できるという安心感を得たことが大きいですね。自分なりにリズムをつかめるようになりましたから」
自分の体調に合わせて、大会前の練習量を調整できることが何よりも大きいという。確かに、前半戦は5試合あった予選落ちが後半戦は1つもない。マンデーは1日の競技ではあるが、通過者が少ない試合の方が多い。好成績を出さなければいけないというプレッシャーや肉体面での疲労から解放されたのが何よりも代えがたいのだ。現在は、賞金ランキング53位にいる臼井。シード権の話をするのは早すぎるが、今週上位に入り、まずは50位以内に入りたいところだろう。(文・山西英希)
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