<北海道meijiカップ 事前情報◇7日◇札幌国際CC 島松コース(北海道)◇6,531ヤード・パー72>
初の海外試合、さらに20歳という若さで海外女子メジャー「全英AIG女子オープン」優勝という快挙を成し遂げた渋野日向子。これに対し、同い年の“黄金世代”たちも、驚きと祝福の声をあげた。
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今週の国内女子ツアー「北海道meijiカップ」に凱旋出場する渋野は、帰国翌日の7日に会場入り。普段から練習ラウンドをともにするなど仲良しの大里桃子は、クラブハウス入り口付近で渋野を待ち構え、到着すると「おめでとう〜」と熱い抱擁を交わした。そんな大里に、今回の偉業について聞いてみると、「キモイですよね(笑)」と、まずは仲の良さが伝わる表現で“お祝い”。「ずっとすごいものを持っていると思ってたけど、(全英で)ドハマりしましたね」と親友の快挙をたたえた。
また、こちらもクラブハウス前で直接お祝いの言葉をおくり、ハグで出迎えた吉本ひかるは、「テレビで見てましたけど、最後のパットで、あんなに強く打てるのはすごい。普通なら安全にいってしまうけど、腹をくくったんでしょうね」と、優勝を決めたウィニングパットに感嘆の声。「素直におめでとうと伝えたかった」とコメントした。
今年6月には「全米女子オープン」で自身も海外メジャーの舞台を踏んだ新垣比菜の第一声は「ビックリしました。すごすぎますよね。おめでとうでは足りないですね」というもの。「日本の選手全体が“私も”という気持ちになって、海外に行っても強気でプレーできるんじゃないかなと思います」と今回の優勝が、選手に与えるであろう影響について言及。全米女子では4日間を戦い34位タイという結果を残した新垣だったが、「私はビビりました。緊張して、小さくなってました」とその時の心境を明かした。今回の優勝は、他の日本選手にとっての勇気にもなりそうだ。
「まじですげーと思いました!」とこちらも驚きの声をあげたのが原英莉花だ。テレビで観戦していたという原は、「10番でカラーからバーディを決めたのがすごかった。バックナインに向けて高まる気持ちに、勢いをつけた一打だと思う」と、ここを一つの大きなプレーとみた。さらに1オンに成功した12番パー4についても、「あれを狙うのはすごい。(10番のバーディで)気持ち的にもチャレンジできたのかな」。そして「最後のパットも『ここで決めるか、3パットか』って言っているのを聞いて、勝ちしか考えてなかったんだろうなと思いました」とラストシーンを見て抱いた感想を口にした。
この日の会場で多くの選手から直接祝福された渋野。9日に迫っている米ツアーメンバー登録についても、「(しないという)気持ちは変わりません。(複数年シードを獲得した)メジャーにスポット参戦するくらい」と話し、今後も国内ツアーを主戦場とする意思は変わらない。仲間でもあり、ここからも長きにわたり、しのぎを削り合うライバルたちにとっても、やはり今回のできごとは衝撃的だったようだ。
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