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渋野日向子が抜いた日本刀 優勝を引き寄せた12番のドライバー

日本人42年ぶりとなる海外メジャーでの優勝を果たした渋野日向子。スマイルとともに、強気なパッティングがフィーチャーされたが、それを支えたのは正確無比でパワフルなショット、とりわけドライバーショットに他ならない。

渋野のゴルフで特筆すべきは、MAXパワーで振り切る力。ティショットで飛距離を出し、フェアウェイからピンをデッドに狙う。バーディチャンスを量産し、4日間で全選手最多の25バーディ。トータル18アンダーというスコアをたたき出した。
大会通算のフェアウェイキープ率は76.8%で3位。ドライビングディスタンスはプレッシャーのかかった最終日に平均264ヤードをマーク。4日間通算でも254.9ヤードと高い数字を残した。「練習ラウンドでもまったく見ていなかった。聞いてない(笑)」という、想定外のバンカーにティショットがつかまるなど、大会期間中は飛ばしに飛ばした。最終日もバックナインで初日に続く「30」をマーク。「めっちゃ飛んでましたね(笑)」と、ドライバーで大きなアドバンテージを取った。
渋野がいま使用するのはG410 PLUS (10.5度-1.0 loft / Flat lie, SPD569 EVO VI SR 44.75インチ)。飛距離性能を引き継ぎながらも、新たに加わった『直進性』の高さが話題のドライバーだ。ミスヒットしても飛距離をロスすることなく方向性もブレないこのシリーズには渋野も、「ミスしても、『あれ?』すっごい飛んでいる」というホールが多く、そんなホールにでもフェアウェイの真ん中を捉えていたのもうなずける。プレッシャーのかかるメジャー大会でも、常にフェアウェイをキープ。フェアウェイを外したホールのほとんどが、フェアウェイ突き抜けや、ドッグレッグホールでわずかに外れたもの。まさに渋野の思い切りのいいスイングとクラブ性能がマッチした、驚異のドライビングを生み出した。
担当のツアーレップに使用ドライバーを聞いてみると、「ロフトを1度立て9.5度に。渋野プロのスイングからフラットに調整し、左への飛びを軽減しています。長さは振り切りやすい44.75インチとなりました。スピンを抑えるG410 LSTドライバーとの比較も行いましたが、G410 PLUSの方が前に飛んでいることもあり、PLUSのヘッドになりました。」とコメント。

単独トップでスタートした最終日。朝一番のドライバーはフェアウェイど真ん中をヒット。その後は曲がってもファーストカットという安定感抜群のティショットが続いた。後半に入ると、ますますドライバーが光を放つ。11番で惜しいバーディパットを外し、表情を曇らせた直後、勝負に出る。12番は通常303ヤードのパー4だが、決勝ラウンドは前方のティイングエリアを使用。グリンエッジまで253ヤードに設定されたホールで、反撃ののろしを上げた。
逆転を許し首位の座を明け渡していたが、ティに到着した渋野は、グリーン方向を見つめ、バッグからドライバーを抜いた。その瞬間、周囲はざわついた。優勝争いのまっただ中、ここぞとばかりに勝負に出た。グリーン手前にはクリーク。右にはクリークから続くペナルティエリアが広がるなかで、一瞬の躊躇もなく、ドライバーを振り抜いた。を

「ティがあそこ(前)になったのが分かった時点で『ドライバー打ちます』ってコーチに言いました。迷いはなかったです。順位に関係なく、たぶん、トップであろうと絶対にドライバーを持っていたと思います。そこでドライバーを持たなかったら悔いが残るなと思いました」

ここでキャディを務めた青木翔コーチが振り返る。「彼女の顔を見た瞬間に『狙っているな』と思いました。行かせようと決めました」。少しでも曲げればペナルティエリアに吸い込まれる状況。「ドライバーは飛んでいたので、しっかり振れば届くと思っていました。ピン方向を狙ったら。自分が思っていた以上に右に出ましたけど、あれは大きかったです」。

グリーン右手前に落ちた球は、わずかな花道を駆け上がり見事にグリーンオン。約10メートルのイーグルチャンスを残した。これは外すもバーディ、続く13番でも会心のドライバーでフェアウェイをヒットすると、2打目を2.5メートルにつけバーディ。首位に並ぶと、15番でもバーディを奪い、最終18番でも完ぺきな○○○ヤードドライブでフェアウェイセンター。チャンスをつくり出し、勝利をたぐり寄せるパットをねじ込んで、衝撃のラウンドを締めくくった。

12番を含め、終盤に4バーディ。ボギーなど出ようはずがない、完ぺきな流れを演出したのは、やはりあのワンオンを決めた一打。ギアをトップに入れかえ、鋭い目つきで強振したドライバー『PING G410 PLUS』が、まるで日本刀のような輝きを放った。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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