「優勝を聞いた瞬間? うれしかったのは間違いないですが、それよりも信じられなかったしビックリしましたね」
8月10日、セントラルGC東C(茨城県)で行われた「緑の甲子園(ゴルフパートナー presents 令和元年度 全国高等学校ゴルフ選手権大会・全国中学校ゴルフ選手権大会)」高校男子個人の部最終日。思わぬ位置から大逆転劇が生まれた。
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初日を終えトップは7アンダー。ほかにも好成績が続出した。一方の杉浦悠太(福井県・福井工大福井3年)は1アンダー・25位タイと、首位とは6打差。一般的には厳しい状況だ。
「正直、優勝できる位置にいませんから、とにかく自分のプレーをするだけでした。初日はパッティングが悪かった。グリーンが重かったことから、届かせようとしてリズムが速くなっていたので、今日はゆっくり打つように心がけました」
このパッティングの意識改革が奏功。2番を皮切りに10番までバーディラッシュ! 13番ではイーグルを奪い、15番でボギーをたたいたものの、終わってみれば9アンダー・63をマークし、一気にトップへ躍り出た。
その後、後続のスコアは伸びず、本人も驚く逆転V。3月の春季大会(平成30年度 全国高等学校ゴルフ選手権春季大会)でも優勝しており、これで高校ゴルフの個人戦連覇となった。
「今後は日本ジュニアとRIZAP KBCオーガスタに出場します。将来の目標はプロですが、まずは大学に行ってからですね。そして、石川遼さんみたいに応援されるようなプロになりたい」
春の大会に続き、今大会も逆転優勝と、派手な演出が武器なのかもしれない。楽しみな選手といえそうだ。
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