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渋野日向子に意識してほしい、長いゴルフ人生【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】

トッププロの世界でも、ゴルフは息の長いスポーツだ。「全英AIG女子オープン」優勝で一気に注目が集まる渋野日向子には、そのことを、ことあるごとに思い出してほしい。
この笑顔をいつまでも
日本ツアーのシードどころかフル出場権もなかった渋野が、日本での2勝を経て初出場の全英で優勝し「スマイル・シンデレラ」といわれてから3週間が経った。
今週の「CAT Ladies」は欠場して休養して一息入れる渋野。直前の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」では、最終日最終組で優勝争いを演じた。最後は、入れれば優勝が決まる5メートルのバーディーパットを2メートルオーバーさせ、返しも外す3パットで敗戦。人知れず、悔し涙を流したという。
「入れれば優勝」の状況で、残りの距離は全英とほぼ同じ。だが、グリーンもラインも違えば、失うものは何もないチャレンジャーだった全英と、メジャー王者として期待されての日本では、渋野の心境は全く違っていたはずだ。
「まだまだ」という謙虚な気持ちでいる本人と、周囲の過剰な期待のギャップ。情報化社会の中で“外野の声”を完全にシャットアウトすることは難しく、そこにさまざまな思いが入り混じる。女子プロの世界では、世界中で若年化が進んでいる。日本では、渋野や畑岡奈紗、勝みなみらを筆頭にした強豪ぞろいの1998年度生まれがその中心にいる。
“黄金世代”と、ことあるごとにメディアで取り上げられるため、本人たちは否応なく同世代のライバルを意識することになり、他の世代も彼女たちの存在を頭のどこかに置くことになっている。
その一方で、さらに2学年下、今年プロテストを受ける年齢の安田祐香らを“プラチナ世代”と早くも呼ぶ動きもある。今も昔も、無理にでもレッテルを貼り、カテゴライズすることで、日本のメディアはスターを作ってきた。ヒートアップしやすく飽きっぽいという特徴もある。
ゴルフというスポーツは、ある意味これと対極にある。個人スポーツであり、相手にするのは他の選手ではなくコースや天候、そして自分自身だ。体力と同じように経験やメンタルが必要とされるため、選手生命は極めて長い。
20代前半の勢いがある最近の日本女子ツアーは、25歳を過ぎた選手から「若い子たちとはもう違うし」という言葉を聞くことが多い。そのたびに「いやいや、まだ25でしょ。あなたも若いよ」というのだが、多くの選手がそんな実感を持っている。
1987年に米国人以外で初めて米ツアー賞金女王となった岡本綾子は、この時、36歳。ことあるごとに、後輩たちにこの話をしている。手術を経て、45歳になった今も、現役で踏ん張っている表純子などは「いくつになっても『まだまだ』といわれちゃいます」と苦笑するほどだ。2005年を最後にツアーから離れた岡本だが、この時54歳。それでも「故障がなければもっとやっていた」ともらしている。
全英女王となった渋野が、このまま活躍を続けてくれるのはもちろん望ましい。だが、長いスパンで、ゴルフを含めた人生を考える目を持つことをぜひ、覚えて欲しい。20歳の今しかできないこともたくさんあるだろう。だが、焦らなくてもいいことは、もっとたくさんあるはずだ。
人生設計は、年齢とともに変わっていくのはごく自然なこと。その中で、長い目で自分のゴルフを見つめながら生きていく。20歳の若さでそこまで考えるのは難しいかもしれない。だが、メジャー王者として生きていく中で苦しい思いを抱いた時、それを思い出すことができれば、少しは楽な気持ちになれるはずだ。トレードマークの笑顔とともに。(文・小川淳子)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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