<ゴルフ5レディス 2日目◇7日◇GOLF5カントリーサニーフィールド(茨城県)◇6380ヤード・パー72>
開幕前に疲労性の吐き気でプロアマを欠場するなど、体調面に不安を残す臼井麗香。初日を8アンダー・2位タイで滑り出したが、2日目は「76」と落としトータル4アンダー・25位タイに後退した。
ネイビーのシックなドレスを身にまとった“れいちぇる”
「このコースはティショット次第で、全然違うゴルフ場に見える」と2日目のラウンドを振り返った臼井。フェアウェイキープは前日の11ホールから、8ホール(パー3以外の14ホール中)とダウンし、深いラフに苦しむ一日となった。
前日は好スコアで18ホールを乗り切ったものの、やはり体調が完全回復には至っておらず、その影響で「この2日間、ティショットが飛んでいませんでした」。今季のドライビングディスタンスは「241ヤード」(30位)と、極端に飛ばない方ではないが、2日目は同じ組で回った淺井咲希、イ・ミニョン(韓国)に大きく後れをとる場面は確かに目立った。それが「振りにいこう」という焦りを誘発。「深いラフでピンを狙うことができず、流れをつかめませんでした」とチャンスの場面を減らした。
昨年のプロテストに合格し、ツアー参戦実質1年目というルーキーは、こんな悩みを口にする。「体重が開幕から5kg落ちました」。それもあって、ここ最近はドライバーも「20ヤード」ほど飛距離減。もともと、開幕前の吐き気も「これまでのスケジュールなどによるストレス」と医師から診断を受けたほどだ。
しっかり食べるようにはしているが、みるみる減っていく体重。「生きているだけで落ちていってしまうんです。体重計に乗ると、壊れているの?って思うぐらい(落ちていく)」とその悩みは深い。過酷なツアー生活で「太りたい」という希望もなかなか叶わずに夏場を終えようとしている。
「きょうは何も練習はせず帰ります。明日は、やれることをやります」。わずかな休養のなかで、まずは体調をしっかり整え最終日に向かう。(文・間宮輝憲)
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