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同じロフトならUTよりもウッド!?鈴木愛も入れる7番ウッド活用術【女子プロから学ぶセッティングのスパイス】

一般アマチュアゴルファーは、同じ40m/s程度というヘッドスピードが近い理由で女子プロを参考にした方が良いと言われているが、参考できるのはスイングだけではない。女子プロたちも我々アマチュアと同じように「球が上がらない」など多種多様の悩みを抱えていて、それを矯正しているのは、スイングだけでなく14本のクラブたちなのである。
渋野日向子の開幕時の14本がこれだ!
そこで、女子プロたちがクラブセッティングにしている、ちょっとした工夫=スパイスをピックアップ。クラブ選びの参考にしてきたい。今回は鈴木愛の7番ウッド。
鈴木はコースに合わせて3番、5番、7番ウッド(全てPING『G410フェアウェイウッド』の14.5度、17.5度、20.5度)のうち2本を入れるセッティング。UTは基本的に同じ2本(『G400ハイブリッド』の22、26度)を入れている。
『G400ハイブリッド』は3Uが19度、鈴木が入れている4Uが22度。つまりちょうど良いロフト角のため7番ウッドを入れているという見方もできるが、そこはプロのクラブ対応。要望があれば20.5度のUTを組み上げることも簡単だ。つまり20.5度のクラブは、UTではなくウッドを選んでいるのが鈴木流だ。
その理由について鈴木は「(7番ウッドと同じロフトに該当する)3UTだとちょっと滑る感じがありますし、球が上がりません。だからグリーンで止まらない。4UT、5UTはボールを上げられるのですが。なので、7番ウッドを使用しています」と話している。
ということは、球を上げられないアマチュアにとってこの7番ウッドを使わない手はないのではないか。プロコーチ&クラブフィッターの筒康博氏が、7番ウッドの活用術を解説する。
筒は鈴木のコメントを聞いて、「7番ウッドの方が、というより“鈴木選手にとっては”という前提で聞いてください」という前置きのもと、鈴木が「UTよりも7番ウッドの方がボールが上がりやすい」と話す理由を説明する。
「基本的にUTよりも7番ウッドの方がクラブ長さがあります。つまり同じロフト角でも、シャフトのしなりを使って打ち出し角やスピン量を確保しやすいメリットをうまく活用していると思います。また、特にピン『G410』シリーズはシャフト軸から深い場所に重心があります。そこに加えて『ソール角』と呼ばれる後方へのせり上がりがある事でインパクトゾーンでヘッドが滑りやすいのも大きな特徴です。それらを鈴木さんはうまく生かしているから、そういった言葉が出たのだと思います」
つまり、鈴木の「上がりやすい」は、単純な“ウッドの方が簡単に上がる”ということではないということだ。
「簡単の基準をどこに置くかでしょう。“当てやすい”という点では、クラブが短くヘッド軌道に関係なくボールを拾いやすいという点ではUTの方が圧倒的に簡単に感じる方が多いはず。事実これだけUTが隆盛なことを踏まえても、周知の事実だと思います。しかし鈴木選手の場合は、グリーンにダイレクトにキャリーさせてピンを狙う“簡単にグリーンに止める”という点で、スイング次第で打ち出し角やスピン量を得られる7番ウッドを選択することは理解できます。ピン『G410』シリーズが売れているのは、選手の好む弾道やショットを作れるロフトや番手のバリエーションが豊富なことも要因ではないでしょうか?」
スイング、そしてクラブ。当たり前の話だが、自分に合ったほうが“簡単”になるのだ。では、それぞれに合うタイプはどんなものなのか。
「UTの場合は様々なライや入射角に幅広く対応したモデルが多く、ボールを拾いやすいモデルが多いのが特長です。一方で7番ウッドは、比較的浅い入射角と長いインパクトゾーンでボールを拾いながら滑らせるようにヘッドを使いこなせる人に合っています。まさに鈴木選手のように、安定した浅めのインパクトゾーンでスピン量を抑えた弾道のスイングにピッタリです」
ここまではウッドとUT。どちらを入れるべきかという二元論だったが、筒いわくアマチュアゴルファーにもう1つ選択肢として考えてもらいたいことがあるという。
「プロたちが使っている感覚と一般アマチュアゴルファーの皆さんのFWに対する使い勝手は多少異なると考えたほうが良いでしょう。現代クラブの飛距離性能を発揮しながら簡単に使いこなせるという点で、5番、7番ウッドは必ず武器になると思います。一方UTは、苦手なアイアンを簡単にするお助けクラブという考え方が良いと思います。FWに近いロフトの立ったUTや3番ウッドなどは、他の番手に十分慣れてから使いこなせれば十分と思っていれば、バッグに投入しても良いと思います」
安易に入れがちな3番ウッドを抜いて7番ウッドを入れるというチョイス。スプーンがうまく使いこなせない、ボールが上がらないなどの悩みがあるゴルファーにはロフトがある5番、7番という組み合わせも十分にありなのだ。
UTの替わりとして使うのか。2本目のフェアウェイウッドとして使うのか。使い勝手のいいクラブだからこそ、様々なバリエーションを考えてみては。
解説・筒康博(つつ・やすひろ)/プロコーチ・フィッター・クラフトマンとして8万人以上のアドバイス経験を生かし、現在は最先端ギア研究所『PCMラボ』総合コーチ、インドアゴルフレンジKzヘッドティーチャーを務める。ALBA本誌ギア総研をはじめ様々なメディアでも活躍している。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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