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英樹があるのはボクの犠牲のせい（笑）【ZOZOプレーヤーズ・ダイヤリー ケビン・ナ】

世界のトッププロが日本に集まる「ZOZO CHAMPIONSHIP」。大会を前に、出場選手たちに日本でゴルフをすることや、本大会が彼らにとってどのような意味を持つのかについてインタビューした。米ツアーのスターたちの心の中を「ZOZOプレーヤーズダイヤリー」でのぞいてみよう。米ツアー3勝のケビン・ナ（米国）にインタビュー。
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日本のみんなは私のことが大好きだ。何故かって、松山英樹が米ツアー初優勝を挙げたのは、僕の犠牲があったからだ。
あれは2014年の「メモリアルトーナメント」だった。英樹は72ホール目でバーディを決めて、私とのプレーオフに持ち込んだ。プレーオフ1ホール目、私はボギーパットを残していたから、英樹はパーを獲ればよかった。
そう、だから日本のファンは私のことが大好きなんだ。空港やゴルフ場でたくさんの日本人とすれ違うけど、私を見て『ケビン・ナさん！メモリアル！ヒデキ！』と声をかけられる。私は『そうそう、知ってるよ。君たちのスターがプレーオフで私を負かしたんだ』と答えるんだ。
それから5年後、ZOZO Championshipでは、日本で日本のファンに会えることが嬉しい。
日本にいくのは、これが3度目になる。2002年、「ジャパン・アジア・沖縄オープン」でプレーして31位タイに入った。2度目は名古屋の「中日クラウンズ」に出場して28位タイだった。
日本に行くのが大好きだ。食べ物も素晴らしいし、みんな礼儀正しい。日本語が話せないのは不便だけど、とても楽しい。
日本の食べ物が本当に楽しみだ。本当に、本当に寿司は素晴らしい。神戸牛も好きだし、ウニ、ラーメン、パンケーキに似たものを目の前で作ってくれるのも気に入っている。お好み焼きだったか。食べたいものがたくさんある。日本食も文化も大好きだ。しばらく日本に行っていなかったが、今回は妻のジュリアンも一緒に行く予定だ。2人の子どもたちは妻の両親に預けていくことになるが、まずは妻に話を通さないと！
今シーズンは素晴らしい1年だった。優勝した年は、どれもいい年だと言えるだろう。5月の「チャールズ・シュワブチャレンジ」で、トニー・フィナウに4打差をつけて勝った。18年の「ミリタリー トリビュート at ザ・グリーンブライヤー」で勝ってから、2年連続で優勝できた。
今年は首を痛めたり指を骨折したりということもあって、良いことも悪いこともある年だった。でもさっきも言ったとおり、勝てばいい年になる。
ひょっとすると、ZOZO Championshipで私が米ツアー4勝目を挙げるかもしれない。プレーオフで英樹に勝っての優勝だったら、とても面白い展開になる。でも、そうなったら無事に帰れるか分からないけどね！
【リポート】Corey Yoshimura （ヨシムラ コーリー）
ユタ州ソルトレイクシティ出身。PGAツアーのマーケティング広報宣伝部長。Twitter、Instagramのアカウントは@coreyyoshimura
【写真】
5月26日、フォートワース（テキサス州）。ケビン・ナ（米国）と妻のジュリアン、娘のソフィア。2019年「チャールズ・シュワブ・チャレンジatコロニアル クラブ」優勝時に撮影。Photo by Tom Pennington/Getty Images
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