<トップ杯東海クラシック初日◇3日◇三好カントリー倶楽部 西コース(7295ヤード・パー71)>
前週のパナソニックオープンで初日に6アンダーをマークして首位タイに立ちながら、4打差の単独2位だった今平周吾。同じく初日に5アンダーの4位タイと好発進しながら44位タイに終わった比嘉一貴。今平は賞金ランキング2位につけるも、今季は未勝利で目標に掲げた年間3勝に黄色ランプが灯り始めた。一方の比嘉は初優勝を達成してはいるが、現在賞金ランキング13位で、目標とする「ZOZO Championship」の出場権を得られる賞金ランキング7位以内には届いていない。
あれ、ペアルック?石川遼&池田勇太【大会フォトギャラリー】
ともに、前週味わった悔しい思いを晴らすためにも、今週はかなり気合が入っている。今平は首位と1打差の3位タイ、比嘉にいたっては首位タイと好スタートを切った。
「風が強かったので、今日はティショットを慎重に打ちました」と今平がいえば、「風が強い中、4アンダーで回れたことは自信になります」と比嘉も風対策がポイントだったという。そこで、2人の風に対する注意ポイントを聞いてみた。
まずは、今平だが、「アゲインストのときですが、低い球を打つことを意識しました。いつもよりティアップを気持ち低めにして、目線も低い位置に置きます。あとはいつもと同じように振るだけです」という。それだけでアッパーブローに打つ度合が抑えられ、ボールが高く上がらないとのこと。弾道が低くなる分、ランが多めに出るので、飛距離が落ちることもないらしい。
いっぽうの比嘉は、「風に逆らわないのが一番です。右から吹いていれば目標の右を狙うし、左から吹いていれば目標の左を狙うだけです。あとは勝手に風がボールを運んでくれます」という。曲げたくないからといって、風向きと反対の球筋になるようにわざとスライスやフックを打つのはNGなのだ。曲り幅が分からないので、一歩間違えると、大きく曲げることにもつながるからだろう。
2日目は天候がさらに荒れる予報だが、2人とも悪天候を理由にスコアを伸ばせなかったといえる状況ではないだけに、今日以上に慎重なプレーを心がけたいところだ。(文・山西英希)
<ゴルフ情報ALBA.Net>