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“海外メジャー並み”の高速グリーンに、米国にもない難しさ 日本OPが波乱の幕開け

<日本オープンゴルフ選手権 初日◇17日◇古賀ゴルフ・クラブ(福岡県)◇6768/6817ヤード・パー71>
初日を終えてアンダーパーがわずか6人。全組ホールアウトの時間は、予定を大幅に過ぎて40分遅れとなった。ホールアウトした多くの選手の表情には疲労が浮かぶ。本コースで行われた2008年大会も、最終日を終えてアンダーパーは優勝した片山晋呉のみ。今年も難関コースが牙をむいた。
遼くんも苦戦で林の中へ…【大会写真】
2008年大会よりも1.5倍ほどフェアウェイを広くとったホールもあるが、外せばラフは深く、グリーンは小さく砲台も多い。パーオンしたとしてもアンジュレーションがきつく、落としどころを間違えればすぐにグリーンから転がり落ちる。1アンダー・3位タイ発進を決めた池田勇太は、7mのバーディパットを決めた2番を振り返り、「フックしてスライスして、上って下って。うちのキャディが“スネークラインじゃなくて、うなぎラインだ”って言っていましたよ」という例えが飛び出すほど。この日は傾斜にピンが切られている場所も多く、下りのラインに着いてしまえば簡単にボギーが出る。
その中で、初日は朝の時点でグリーンの速さは想定を少し上回り、スティンプメーター13フィート(※)。本大会は日本ゴルフ協会(JGA)が主催しているが、普段のJGTO主催の試合では通常11フィートが多い。米ツアーでは主に12フィート前後、海外メジャー「マスターズ」では夕方のピーク時に14フィート前後をマークすることもあるというが、今年の「全米オープン」などは4日間12フィート台とし、水をまくなど、硬さのコントロールも行った。ただでさえ難易度の高いコースに加え、グリーンの速さだけで見れば“海外メジャー”並み。初日を終えて5オーバーと苦戦したアダム・スコット(オーストラリア)は、「グリーンの速さもピンポジションも、米ツアーだったら絶対にないようなセッティング」。弱めに打ったパターがカップを過ぎて大きくオーバーしてスリーパット、下りの傾斜について転がってしまう場面も見られた。
元世界ランキング1位がため息を漏らすセッティング。JGAの山中博史専務理事は、その意図をこう語る。「古賀の持ち味を出しつつ、いいショットとそうでないときの差をつけたいというのが基本。技術と精神力と、最終的に体力が必要で、それを耐え抜いた人がトロフィーを手にする」。やみくもに難易度を上げるのではなく、コースの特性を生かした設定で対応力を試すという。
1981年、日本ラインゴルフ倶楽部で行われた大会をトータルイーブンパーで制した羽川豊は、「技術面、精神面などどんな状況でもスコアを作っていく。それがチャンピオンというセッティングを作ることがコンセプト」と語る。「色々なコースの特徴がある中で、選手にどういったプレーを求めるかをJGAは考えている。選手ごとに戦い方や戦略があっていい。タフなコースももちろんあるが、その中で選手はどれだけきちんとした攻め方ができるかが求められる」。08年の古賀では、片山晋呉がドライバーを抜く戦略で勝利。今年は比嘉一貴がドライバーを抜いて1アンダー・3位タイの好発進。一方で飛ばし屋の星野陸也は6ホールでドライバーを握り一時は5アンダーまで伸ばした。
1打ずつ、常に頭をフル回転させながらの18ホール。選手の精神力や体力の消耗は計り知れないが、それぞれのプレースタイルやマネジメントの個性はよりいっそう浮き彫りになる。波乱の幕開けとなった「日本オープン」。今年の“日本一”の称号も、そう簡単には決まらない。(文・谷口愛純)
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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