<富士通レディース 最終日◇20日◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6675ヤード・パー72>
アマチュアの古江彩佳が国内女子ツアー7人目となるアマチュア優勝を達成。最後はご愛敬のボギーとしたが、6バーディを重ね、首位発進の三ヶ島かなを抜き去り、見事に“先輩”たちを振り切った。
古江おめでとう! 最終日の激闘を写真で振り返る【大会写真】
JGAナショナルチームにも選抜され、将来が有望視されてきた古江。プロトーナメントでも数々の好成績を残してきたが、今年の「日本女子アマ」では、最終ラウンドの途中にJGA役員の運転するカートが古江のクラブを破損する事故に見舞われ、タイトルを逃した。
そんなアクシデントを乗り越えた古江。来月に迫っていたLPGA最終プロテストもこれで免除。正式な入会手続きが済めば最短で2週後の「樋口久子 三菱電機レディス」からプロとして出場が可能となっている。
優勝直後のインタビューではプロ宣言について聞かれ、「します」と控えめに答えた古江。三菱電機レディスへの出場についても「出たいです。うれしいです」と答えたが、両親への思いを口にするときには涙をこらえきれなかった。「試合に行くときはお母さんが神戸から運転してくれて、お父さんがコーチで…」と、目をうるませ感謝の気持ちを表した。
このあとは、LPGAへの入会申請を行い、理事会による審議、承認を経て正式なプロゴルファー古江が生まれる。あらたなヒロインの誕生に、国内女子ツアーはますます盛り上がりを見せそうだ。
【アマチュアのツアー優勝歴】
■清元登子 1973年 トヨトミレディース
■宮里藍 2003年 ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン
■キム・ヒョージュ 2012年 サントリーレディス
■勝みなみ 2014年 KKT杯バンテリンレディス
■畑岡奈紗 2016年 日本女子オープン
■クリスティン・ギルマン 2018年 センチュリー21レディス
■古江彩佳 2019年 富士通レディース
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