<ZOZO Championship 事前情報◇23日◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉県)◇7041ヤード・パー70>
歴史的な日を前に、米国男子ツアーのコミッショナー、ジェイ・モナハン氏とバイスプレジデントのタイ・ボトウ氏が会見に臨み、今後の日本開催の見通しや、日本のゴルフ人口問題についてなど、多岐にわたり見解を述べた。
ZOZO会場からタイガー・ウッズのセッティング写真が届きました!
米ツアー初の日本開催は、2016年に日本オフィスを開設したことが大きなキッカケとなり、「マエザワさんというすばらしいパートナーに出会えたことが大きかった」とモナハン氏。大会スポンサーの「ZOZO」創業者・前澤友作氏の尽力によって、韓国、中国、マレーシアに遅れて、ようやく日本での開催にこぎ着けたと明かした。
開催の契約期間は6年。しかし、その後ZOZOの身売り問題などが世間を騒がせたが、「6年の契約をしているし、続けてもらえるという自信はあります」とした上で、「さらに契約期間以降も続けてもらえると思っています。今後も日本でPGAツアーの大会を開催します」と、固い絆で結ばれたPGAツアーとZOZOの関係が崩れることなく、さらなる広がりにつながるとした。
ただし、来年以降の開催コースについては、「まずは明日からの試合で選手からポジティブなフィードバックがあれば、このコースで今後もやっていきたい」(ボトウ氏)と明言は回避。それでも、基本線は本コースでの開催継続を希望しているとした。
高額チケットも全て完売で、前日の練習日には1万1000人を超える大ギャラリーが来場。さらにあす以降も1日2万人に迫る来場が見込まれるなか、「日本でのゴルフ人口減少と、スポーツとしてのゴルフの魅力は別物」(ボトウ氏)と、スポーツショー的要素が多いPGAツアーの魅力が日本でも受け入れられると確信しているという。
タイガー・ウッズ(米国)にローリー・マキロイ(北アイルランド)ら、トッププレーヤーが集結し、日本が誇るエース、松山英樹、石川遼、今平周吾らとしのぎを削る4日間。どれほどの盛り上がりを見せ、どれほどの熱狂を生み出すのか? そして、それが今後の永続的な日本開催をバックアップすることになるのか? まずは初日のフィーバーに注目してみたい。(文・高桑均)
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