<ZOZO Championship 2日目◇26日◇アコーディア・ゴルフ習志野CC(千葉県)◇7041ヤード・パー70>
日本のエースが異例づくしの大会で、第2ラウンドを終えてトータル8アンダー。首位のタイガー・ウッズ(米国)と4打差の3位タイで残り36ホールに臨む。
今週撮影! 松山英樹の最新スイング【連続写真】
第1ラウンドを終えて首位と1打差の3位タイにつけた松山。中止となった2日目は「ゆっくりホテルで過ごしました」と、朝のうちに軽い練習を行い、記録的な豪雨のなかでは何もできなかったという。
この日は安全性を考慮しギャラリー入場不可の無観客試合。「プライベートのラウンドみたいですごく違和感はありました」と、声援がない中でのラウンドとなったが、「悪いプレーではなかったと思う。明日もこのまま続けられればいい」と、手応えを感じている様子だ。
出だしの10番では幸先良くイーグル発進。といっても、水没したセカンド地点を避ける140ヤードパー4の設定。「小学生以来じゃないですかね(笑)。普通のパー3、パー4のセカンドと思ってやれば何も変わらない」と、ここで1オン1パットのイーグル。「スタートでいいパットが入って、そのあと楽にプレーできた」と、スコア以上に、流れをつくるイーグルだった。
「ピンポジションもタフなところに切ってあったので、がっつり攻めるとボギーになる。うまく攻められました」と、体調もゴルフの調子も上々。「きょう悪くて、明日応援に来てくれて、微妙な位置からスタートするよりいい」と、無観客を発奮材料にした。さらには、あれだけの雨が降りながら「最高の状態」と、コース状態への文句などあろうはずがない。
あすの日曜日はギャラリーが3日ぶりにコースを埋め尽くす。豪雨災害のため、大勢の人が見たくても見られなかったヒデキチャージを、あすは絶対に見せたいところ。「いいプレーをすることが皆さんの元気につながるので頑張りたい」。相手にも不足はなし。残り2ラウンドでウッズを追撃し、日本のファンを熱狂の渦に包み込む。(文・高桑均)
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