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『伊藤園』の看板背負うホステスプロ5人が意気込み　大里桃子「優勝争いを目指す」

＜伊藤園レディス 事前情報◇14日◇グレートアイランド倶楽部（千葉県）◇6741ヤード・パー72＞
今年で35回目を迎える老舗大会が、あす15日（金）に開幕。そんななか千葉県のグレートアイランド倶楽部を舞台に行われる3日間に一際強い気持ちを持って臨むのが、大会を主催する『伊藤園』の看板を背負う所属プロの5人だ。
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今季からファミリーの仲間入りを果たしたツアー1勝の大里桃子は、「初めて伊藤園さんの試合にホステスプロとして出させてもらうので、優勝争いすることを目指したい。大会を盛り上げたいです」と意気込んだ。「ショットが悪くないなかで、かみ合わずスコアが出ない時があるので、そこを何とかしたい」。すでに来季の賞金シードが確実という状況のなか大会を迎え、狙うのは昨年8月の「CAT Ladies」以来となる優勝。チャンスをしっかりとスコアにつなげ、上位進出の機会をうかがう。
こちらも今季契約を結んだ濱田茉優は、「いい成績はもちろん、千葉で被災された方に少しでも笑顔を取り戻してもらえるようなプレーをしたいです」と、台風被害にあった千葉県に対する思いも胸に初日を迎える。13日には、濱田は大里とともにトーナメントの収益金の一部を義援金として、開催コースの地元自治体である長南町と茂原市に寄贈する贈呈式にも出席した。これに加え、もちろん「残りの試合で優勝することができたら一番いいですね」と、ツアー初優勝への気持ちも言葉に込めた。
「今までこの大会は良かったり悪かったりですが、ホステスプロとしての役割を果たしたいです」と語ったのが、かつてこの場所でツアー初優勝を挙げた前田陽子。2014年大会を制し、その年には自身初となるシード権も手中におさめた。今季はここまで賞金ランク91位（約728万円）と苦しい一年を過ごしており、「ちょっと不安」という言葉も口をつくが、ゴルフの調子は「悪くない」。あとは「気持ちと考え方次第だと思うので、少し緊張はしますが、頑張るのみです」という胸の内を体現するプレーを見せたい。
さらに「目標は優勝争い。直前までのステップの試合でもよかったので不安はあまりないです。あとはパターが入ってくれるか」と語る高橋恵と、「この試合が今年最後の試合。力が入らないように優しい気持ちで回りたい」とプレッシャーを和らげ初日を迎えようとする田辺ひかりも、気持ちは同じ。“恩返し”の言葉を胸に、あすコースに飛び出していく。

<ゴルフ情報ALBA.Net>