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「岡山の誇りで世界に羽ばたいていきたい」渋野日向子が地元凱旋で見せたはじける笑顔

渋野日向子が地元の岡山県に凱旋。「全英以降、皆さんの前に出るのが初めてなのでうれしいです」と朝から各所を奔走。岡山の人々に元気な姿を見せ、自身も満面の笑みで応えた。
渋野日向子の警察署長姿！【写真】
朝一番の訪問は岡山県東警察署。一日署長の役目を務めた。警察官が祭典などで着用する黒の礼服をまとい、署長を拝命し照れくさそうに署員らに敬礼。パトカーに乗り込み移動、警察署近隣でビラを配るなど、地域安全に一役買った。
「生まれ育ったこの街が好きですし、心から安全を願っています」と地元愛を熱弁。集まった数百人の前で、岡山への想いを語った。
その後は市役所で「岡山市人見絹枝スポーツ顕彰表彰式」に出席。スーツ姿で神妙な面持ちで表彰を受けた。「世界中の人に笑顔を届けるプレーヤーになるのが夢です。岡山の誇りを持って世界に羽ばたきたいと思います」と、世界中を魅了し、いまや渋野のトレードマークとなったスマイルを浮かべ、今後の抱負を力強く語った。
その後は会場を移し、JAグループ岡山の贈呈式に出席。地元米の「きぬむすめ」や名産の野菜などが贈呈された。「実家は畑もやっていて親近感があります。これからも岡山のものをモリモリ食べて頑張ります！」と、地元名産のPRも忘れなかった。
最後に岡山県長を訪問。出迎えたのは職員や県民約600人。寒空のなか、渋野の到着を待ち、車から降りた渋野には大歓声と拍手が送られた。ここでは岡山県スポーツ特別顕賞授与式に参列。「たくさん表彰をしていただいて、久しぶりにすごいことをしたんだなと思いました」と岡山県知事の表彰を受け、とびっきりのスマイルを振りまいた。
忙しい1年もようやく終わりに近づき、ふるさとに戻った渋野。偉業を果たした国民的ヒロインは、計り知れないプレッシャーと戦いながら送った1年を、最高の形で終えることになった。（文・高桑均）

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