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「これからの指針に」“暴言問題”の笠りつ子が新人セミナーを受講

「LPGAの一会員として、また女子プロスポーツ選手としての心構えを身に付けること」を目的に9日（月）から4日間（単年登録者は3日間）の日程で、日本女子プロゴルフ協会（以下LPGA）の新人・TP単年登録者合同セミナーが行われている。
真面目に講義を受ける古江彩佳【セミナーフォトギャラリー】
1996年より毎年実施されているこのセミナーの受講対象者は2018、19年度の入会者、またTP単年登録者。講義内容は交通セミナーやメディア対応、ソーシャルメディアについてなど多岐にわたり、朝から晩までみっちりとカリキュラムで埋め尽くされている。
先日発表された通り、「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」会場で、コーススタッフに対して暴言を吐いた笠りつ子も受講。「1つ1つ勉強になっています。改めて気づかされることもありますし、これからの指針にもなっています」。メディア対応などのマナー講習は特に印象に残ったと話した。
「大王製紙エリエールレディス」の会場でメディアの前で謝罪した後から、このセミナーまでは、基本的にずっと家で過ごしていたという。ゴルフに関しては2回ほどラウンドをしたが練習はほとんどしていなかった。一方で12月頭にはファンとのつどいを実施。「30人ほどのファンの皆さんの前で謝罪と説明をさせていただきました。“また前向きな笑顔を見せてほしい”といわれてうれしかったです」と処分として課せられたセミナーまでの時間を過ごした。
そういった周りの支えがなければ前向きにはなれなかったと続ける。「自分のなかで色々な思いがありましたが、周りの方々のおかげで前を向いて進もうという気持ちが芽生えました。もし、いらっしゃらなかったら、ずっと引きこもっていたと思いますし、ゴルフに戻ろうとも思えなかったと思います」。これを機に変わらなければいけない、という気持ちはより一層強くなった。
今後は来年の開幕戦を目指していく構え。「まずはセミナーをしっかりとうけて、12月にそれ以外でもやれることをやって。それから、やるからには初戦に向けてしっかり準備していきたいです」。まずはこの一カ月で足下を見つめ直す。
<ゴルフ情報ALBA.Net>