<MNGT第10戦 マネースクエア FXカップ◇11日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6716ヤード・パー72>
将来有望な若手女子プロゴルファーに“賞金のかかる試合の場”をより多く提供し、若手選手たちの経験値を増やして、国内ツアーをはじめ、世界で活躍する魅力ある選手の輩出に寄与していきたい、という理念のもと年間11試合の日程で実施される「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー(以下MNGT)」(共催:株式会社マイナビ、GOLF Net TV 株式会社ほか。GOLF Net TVで全試合生中継)。
優勝カップを掲げる佐久間夏美
12月11日(水)、千葉県のグレートアイランド倶楽部にて、第10戦「マネースクエア FXカップ」が開催され、18ホールを終えた時点で、佐久間夏美と泉田琴菜が1アンダーで並び、プレーオフに。4ホール以上に及んだ接戦を佐久間が制し、マイナビネクストヒロインゴルフツアー初優勝を果たした。
18番パー4で4度のプレーオフも決着がつかず、日没直前の5ホール目は約30ヤードのアプローチ対決に。緊張の場面でピンそば2mに寄せ、しっかりと1パットで決めきって勝利を手にし、試合後には「初めてのプレーオフ。あまり緊張しないタイプで、緊張感ある展開で試合をしたかったので“これか!”と思いました(笑)。こんなにパターで震えるんだ!って。でもその気持ちは隠して自信を持ってプレーすることができました」と笑顔で語った。
6700ヤード越えのセッティングとなった今大会だったが、「フェアウェイウッドが得意なので、距離の長いミドルホールでも自信を持って打てるクラブでやれた。普段からつねに長い距離を想定してやっていて、ドライバーの飛距離がないぶん、フェアウェイウッドをしっかり練習してきているので」と自身の強みを活かしての勝利だった。
4歳上の姉・綾女は2016年プロテストに合格。もちろん自身もツアープロを目指しているが、今季のプロテストは第2次予選で敗退。「プロテストに合格するまではとにかく頑張るしかない。合格しないとこの先やっていけない。それしか言葉にできません」とあきらめずに努力を続けている。
現在、ドライバ―の飛距離アップが大きな課題で「いまは230ヤードくらいですが、10〜15ヤードアップを目指してトレーニングを頑張っていく。いくら得意なフェアウェイウッドでカバーしようと思っても、ほかの選手と2番手違うと厳しい。飛距離を伸ばさないとこれ以上は上手くなれない!という気持ちです」。所属先のディライトワークスのメンバーには、池村寛世、臼井麗香らがおり、「活躍している選手も多いので、取り残されないようにしたいです」と心に誓う。
今回の勝利で、優勝賞金300万円(賞金総額1,000万円)の最終戦「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアーファイナル」への出場権を獲得したが「優勝するしかないですよね」と意気込んだ。
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