19日(木)、都内で日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)が主催する『ルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人賞)』ならびに『特別賞』の表彰式が行われた。新人賞に女子から渋野日向子、原英莉花、河本結、稲見萌寧、男子から比嘉一貴が選出。また特別賞には渋野と古江彩佳、金谷拓実(東北福祉大3年)が名を連ねた。
『ルーキー・オブ・ザ・イヤー』は、ゴルフトーナメント活性化のために若手育成が重要と考えるGTPAが1998年に設立。選考基準に該当するプロのなかから毎年表彰者が選出される。選考基準は、男子はツアープロ転向から、女子はプロテスト合格、またはTP単年登録をした者で、「最長2シーズン以内の選手」などと規定されている。一方の『特別賞』は、めざましい活躍とともに大きな話題を提供しゴルフ界の振興・発展に貢献した選手に贈られる。過去には石川遼、松山英樹、畑岡奈紗らも手にした賞だ。
表彰式には受賞者7人のうち、渋野を除く6人が出席。8月の「全英AIG女子オープン」優勝などで史上初となる“ダブル受賞”を果たしながら、所用のため欠席した渋野も事前に撮影したモニター映像で“出席”した。そのなかで「本当に光栄。この賞をいただき、また来年から頑張っていけたらと思います」などとコメントした。以下、受賞者の声をお届けする。
■渋野日向子(ルーキー・オブ・ザ・イヤー&特別賞)
「ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞させていただき本当に光栄です。(特別賞は)あまり実感は湧いてないですが、全英女子オープンを勝ったことで、いただけたのはありがたいですし、なかなかもらえない賞だと思うので、これからもがんばっていきたいです。本当に忙しい一年でしたが、いい経験をさせてもらい、いい思い出がたくさんあります。来年は東京五輪もあるし、再来年には米国ツアーにも挑戦しようと思っているので、1年間しっかりと準備をしていきたいです」
■比嘉一貴(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)
「今年初めて1年間通じて日本ツアーに参戦し、初優勝もできてとても充実した年になりました。この賞に恥じることなく来年も頑張りますので、応援をよろしくお願いします」
■原英莉花(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)
「私は90期生なんですが、ルーキーイヤーとして1年間戦って、このような名誉ある賞も受賞でき、とても楽しく、いいシーズンになりました。来年はこの賞をいただけたことを糧にまい進したいと思っています。今後もよろしくお願いします」
■河本結(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)
「今年はルーキーイヤーで、初めて出る大会ばかりで不安も大きかったです。それでもみなさんのおかげでいい戦いができ、この賞につながったと思います。また来シーズンは(米国ツアーで)出られる試合が限られてしまいますが、一試合一試合全力で頑張りたいと思うので、応援よろしくお願いします」
■稲見萌寧(ルーキー・オブ・ザ・イヤー)
「今年はQTが103位で、試合になかなか出られない状況からスタートしましたが、推薦もいただき、リランキングを突破できました。そこから初優勝、シードを得たことも、とても自信になりました。来年は複数回優勝をできるように頑張ります」
■古江彩佳(特別賞)
「今年はプロテストをメインでやろうと思っていた年だったので、それ以上のこと(ツアー優勝)ができてうれしいです。来年はツアーで1年間戦えるように、オフにしっかりトレーニングをして、活躍できるように頑張りたいです」
■金谷拓実(特別賞)
「きょうは一緒に立っている選手のなかに、黄金世代の選手がいて彼女たちの活躍は刺激になっています。自分も同じ世代なので、男子の黄金世代として頑張りたいなと思います。また来年も名誉ある賞に恥じないように頑張りたいと思っています」
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