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アイアン巧者の上田桃子は“音”に注目 参考にすべきは重力に逆らわない“下へ下へ”の動き【辻にぃスイング見聞】

賞金ランキングトップ10入りした選手のスイングから強さの要因、そしてアマチュアが参考にすべき部分を探る“Playback LPGATour2019”。第6回は今季2勝を挙げて、8000万円以上を稼ぎだし、賞金ランキング9位に入った上田桃子。その上田らを指導するプロコーチの辻村明志氏が、スイングと強みを解説する。
シーズン序盤に1勝、さらに6月にも勝利を挙げ2季ぶりに年間2勝をマークした上田。ベスト10が11回と安定した1年を送ったが、その強さの源はどこにあったのか。上田を長年見てきた辻村氏は、「生命線はアイアンです。何がいいといったらとにかく音がいいんです」と、グリーンを捉えるショットがピカイチと話す。
「音がいいということは、インパクトにぶ厚さがあるということです。ぶ厚さがあるということは、クラブの重さを感じながらインパクトを迎えることができているということ。ヘッドの重みを素直に最大限使えばいいんです」。打ちにいくのではなく、重みの向かう方向へ振り落とす。「そのときの音は抜群です」。
「アイアンは鉄の塊。その重みを自然にぶつけるだけ。重さは上から下にしか動かない。だから無理に腕を動かす必要はないんです。この上から下へと動くクラブの重みを支えるだけでいい。その結果、自然とダウンブローになってインパクトでいい音が生まれます」。当たり前の“重力を利用する”動きが、上田のアイアンの強さを演出していると辻村氏は話す。
「重力を利用すればいくらでもスピードはつきます。スイングは前へ前へではなく下へ下へ、なんです。多くのアマチュアの方がそうですが、球が前にあるから前に動こうとする、そうすると重力に逆らうことになるから力の入らない球になる。上田選手のいいときは、ヘッドが“喜んで”球に向かって行きます。いい意味で脱力しています」
腕に力が入りながら球に向かってクラブヘッドを下ろすと、インパクト前にリキんでしまい体の動きもバラバラになる。すると重力は逃げてしまい弱い球になる。重力を利用して手打ちを撲滅したければ、下半身でボールとの“間合い”をとる必要がある。上田のアイアンの音は、重力をうまく使うことから生まれる。一般のゴルファーも大いに参考にすべき点だ。
解説・辻村明志(つじむら・はるゆき)/1975年9月27日生まれ、福岡県出身。ツアープレーヤーとしてチャレンジツアー最高位2位などの成績を残し、2001年のアジアツアーQTでは3位に入り、翌年のアジアツアーにフル参戦した。転身後はツアー帯同コーチとして上田桃子、山村彩恵、松森彩夏、永井花奈、小祝さくらなどを指導。様々な女子プロのスイングの特徴を分析し、コーチングに活かしている。プロゴルファーの辻村明須香は実妹。ツアー会場の愛称は“おにぃ”。著書には『ゴルフ トッププロが信頼する! カリスマコーチが教える本当に強くなる基本』(河出書房新社)がある。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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