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日米で大きな違い 平均ストロークNo.1の大きな価値【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】

シーズンの平均ストローク。女子だけでなく、男子も含め、日本のプロツアーはこの価値をもっと高めたほうがいいのではないか。
米ツアー本土初戦の河本結 リボンはためかせキラリとデビュー【写真】
昨年、申ジエが平均ストローク69.9399(27試合)で、日本女子ツアー史上初の60台を達成。部門別ランキング首位で表彰された。本人は以前から目標にしていた60台に「自分をほめてあげたい」とコメント。選手仲間の大きなリスペクトも受けている。しかし、賞金女王ほどの注目度はない。
米国女子ツアーの平均ストロークNo.1の選手には大きな称賛とともに『ベアトロフィー』が贈られる。1920年代に米国で大活躍し“女ボビー・ジョーンズ”とまで呼ばれたグレナ・コレット・ベアに敬意を表しての賞。米国男子ツアーの『バードントロフィー』(全英オープン6勝、全米オープン2勝のハリー・バードンが由来)もある。
日本では、昨年のジエが史上初だった平均ストローク60台だが、米女子ツアーでは、すでに当たり前のものになりつつある。初めて60台を出したのは98年のアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)。以来、70台がNo.1になることはあるが、過去7年間のベアトロフィー獲得者はいずれも60台。昨年は69.062のコ・ジンヨン(韓国)を始め10位までが60台を出している。
コースの難易度やコンディションなどがまったく違うため、一概には比較できない。しかし、平均ストロークNo.1の価値をより高め、そのためには60台を目指す、という意識がツアー全体にいきわたることがレベルを上げることは言うまでもない。米ツアーで戦うことで、その意識を当たり前に持つことにつながる。
最新のオリンピックランキングで、日本勢は畑岡奈紗4位、渋野日向子11位、鈴木愛13位。3人が出場権内をキープしている。15位以内なら各国最大4人、16位以下でも2人までという出場権争いは、3月の日本ツアー開幕前から予断を許さない。
米ツアーが先に開幕することや、出場選手のレベルが高くポイントを稼げるという事情ももちろんある。だが、それ以上に、常に少ないスコアでプレーしようという意識をより強く叩きこまれる環境にあるのが、現在の畑岡であり、今年から米国に戦いの場を求めた河本結だ。 
ジエは、その米ツアーで戦い、女子の世界ランキング、ロレックスランキングNo.1の座を経てから日本に腰を据えている。平均ストロークへのこだわりが強いのは、そんな経緯もあるのだろう。
プロアスリートにとって、賞金を稼ぐのは極めて重要なこと。だが、賞金を稼ぐために何をするかを考えると、平均ストロークを意識することに行きつくはずだ。様々な面から日米のツアーを比較した時、この意識に大きな違いを感じる。(文・小川淳子)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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