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安田祐香が選ぶのは『Z』か、『ゼクシオ』か 契約発表で用意された真逆のスペック

5日(水)に都内で会見を行い、住友ゴム工業と用品使用契約を締結したことを発表した安田祐香。ゴルフを始めたときから同社のクラブを使っており、「私のゴルフ人生はダンロップとともにあります」とまで話すメーカーとのタッグ実現のお披露目は、坂田塾塾長の坂田信弘、同社と契約を結ぶ松山英樹からのビデオメッセージが贈られるなど大々的な会となった。
似ていますか?安田祐香と姉の美祐さん
だが、気になったのは、フォトセッション用に用意された安田のキャディバッグに2本のドライバーがささっていたこと。昨年まで使用していた『Z785』と『ゼクシオイレブン』である。記者用に配布された使用クラブの資料にもドライバーの欄には『または』の文字とともに2種類のモデルが書かれていた。その理由を聞かれた安田は「まだどちらを使うか決まっていないんです」と訳を話した。
開幕まで約1カ月あることを考えれば、エースドライバーをじっくり決めることは容易に想像がつく。だが、気になったのは迷っている2つのモデルが全く異なるものだということ。同社のアスリートモデル『Z』シリーズでも、よりハードスペックの『Z785』と、アベレージ向けモデル『ゼクシオ』の最新シリーズでも優しい方の『ゼクシオイレブン』。これには会見に出席したダンロップの関係者も「ゼクシオを使うとしても『エックス』のほうだと思っていました」と感想を口にしていた。なぜ安田は、この2本を選んだのか。
本人はこう話す。「どっちも打ちやすいし、飛距離もあまり変わらない。曲がり幅や打ちやすさ、自分が振りやすいとかも。でも、タイプが違う。比較をすると、『Z785』はつかまりやすい。自分のイメージの球が出やすい。『ゼクシオイレブン』はミスショットがあまり響かない。あとははじいて飛ばすけど、はじかれすぎないのでまっすぐ飛ぶ。そこがすごくいいかなと思います」。どっちもハマってない、ではなく、どっちもいい。ポジティブな意味で「これからもっと試して決めたい」という言葉を口にした。
一方、有識者はこの“迷い”をどう見たのか。プロコーチ&クラブフィッターの筒康博氏は「異なるドライバーを2本持った写真を見て、『契約会見ならではの大人の事情』と、うがった見方をした方もいるとは思います。しかし、僕は逆に安田選手の将来性とフラットなクラブ選びに脅威を感じました」と驚きを隠しきれない様子を見せた。
まず、異なる2つのドライバーの特長を解説する。「『ゼクシオイレブン』は高さと最適なスピン量を確保しながらミスヒットに対する寛容性を前作からアップさせたドライバー。一方『Z785』は、つかまった力強い弾道でスピンを抑えた飛びを実感しやすいドライバーです」。それを踏まえて、と続ける。
「2つはクラブとしての特徴は異なります。しかし、長いツアーを戦う上で様々な変化やブラッシュアップをしていくなら、クラブに求めるニーズが変わっていくことがあります。調子やコースのコンディションによって、ベストの14本で戦いたいからこそ、あえて2本をセッティングメンバーにしようと思っているのではないでしょうか?」(筒)
状態によって、コースによってドライバーを替える。試合ごとはもちろん、場合によっては昨年の開幕戦で3種類のドライバーを使用したアン・ソンジュ(韓国)や、2本のドライバーを駆使して2006年の「マスターズ」を制したフィル・ミケルソン(米国)のように、様々なかたちでドライバーを使い分ける可能性もあるかもしれない。
安田のように、1本だけにこだわらず戦っていくことは、アマチュアにも大いに参考になると筒はいう。
「例えばドライバーを頻繁に替えるソンジュ選手は、『ティショットはコンディションによって日替わりするもの』と考えるタイプ。『こういう球を打ちたい』というのが明確にあって、その中で自分のできる以上のことはドライバーのスペックに託す。エースアイアンが決まっていて、スイングも固まっている。その中でコースや天候などの状況によって求めるボールが違うタイプのアマチュアの方にはとてもオススメなことなんです。アマチュアの方はプロ以上に日ごとに状態が変わるわけですからね」(筒)
また、こんな見方もした。「僕が見た印象では、安田選手のプレースタイルは全てのショットをソツなくこなしながらも、グリーンに近づくほど精度と集中力が増して力を発揮するプレーに感じています」と前置きした上で、「ただ、これはあくまで“アマチュア時代”の話です。プロ一年生の安田選手の心の中には、現在とは異なる理想のプレースタイルがあるかも知れません」と感じたという。クラブ選びから、現在と将来を両方見据えて取り組む姿勢が垣間見えたのだと話した。
今回の“迷い”に安田の明るい未来を見た。「改めて彼女にとって、ダンロップというメーカーはボールやクラブを最適な状態で提供してくれるサポーターと感じているのではないかと思います。プロアマ問わず、ティショットのクラブは重要な役割があります。せっかく選択肢があるダンロップのクラブの中で2本のエースドライバーが候補になった安田選手にはとても将来性を感じました」と大型ルーキーへの期待に胸を膨らませた。
解説・筒康博(つつ・やすひろ)/プロコーチ・フィッター・クラフトマンとして8万人以上のアドバイス経験を生かし、現在は最先端ギア研究所『PCMラボ』総合コーチ、インドアゴルフレンジKzヘッドティーチャーを務める。ALBA本誌ギア総研をはじめ様々なメディアでも活躍している。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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