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QTランク103位からシード選手へ　そんな稲見萌寧は“全部言っちゃう系女子”？【初シード選手へクエスチョン】

鈴木愛が2年ぶりに賞金女王の座についた昨年の国内女子ツアー。今年のツアーを彩る50人の賞金シード選手も決まったが、うち13人が初シード入り、平均年齢も26.3歳と過去最年少を記録するなど、ツアーの“新陳代謝”は著しい。そこで初めてシード権を手にした選手13人に、その心境を聞いてみた。“素顔”に迫る質問も織り交ぜながら、喜びの声をお届けする。
昨年の女子ツアーで大きな驚きを提供した選手の一人が稲見萌寧だろう。2018年のプロテスト合格組だが、同年11月に行われたQTではサードで敗退。その影響で、昨季のツアーには“QTランク103位”という資格で参戦することを余儀なくされた。こうなると主催者推薦などに頼るしかなく、かなり限定的な出場となったが、そのなかで「中京テレビ・ブリヂストンレディス」3位タイなど結果を残し、第1回リランキング突破につなげた。
すると7月の「センチュリー21レディス」ではツアー初優勝。これで翌年の出場権を確保すると、その後も「富士通レディース」2位タイなどコンスタントに上位争いに食い込んだ。最終的には7187万3338円を稼ぎ出し、賞金ランク13位で初のシードを獲得。その稲見に、フル参戦を果たす今季への意気込みなどを聞いた。以下、一問一答。
――まず初シード入りの感想を聞かせてください
「QTを受けなくていいのと、試合が決まっているので、ホッとしたの一言です。（昨年の）前半戦はしんどかったです。でも後半戦に入って優勝もできて、シードが決まったということもあり、迷わず置きにいかないゴルフができました。もし優勝していなかったり、シードもギリギリという状況だったら置きに行くこともあったと思う。本当にいいタイミングで勝てたと思います。これから何勝もできるように。まずはなるべく早く2勝目を挙げたいですね」
――自身の強みはどういうところだと思いますか？
「練習量です。練習はとても好きです」
――スイング時に気をつけているポイントはどこですか？
「体の左側を意識しています。しっかり回すというか使うイメージですね。しっかりと動かすように。（持ち球が）フェードなので、そこが大事になってきます」
――仲のいい選手は誰ですか？
「高橋彩華です！」
――『この選手には負けたくない！』という人はいますか？
「コーチも一緒だし、さや姉（高橋彩華）には負けたくないですね」
――最近、奮発して買ったものはありますか？
「けっこうあります（笑）。この間モンクレールのダウンジャケットを買いました。でもバッグとかも買うんですけど、だいたい（プロアマ）前夜祭とかで使えるものが多いですね」
――クセはありますか？
「クセというか…、思ったことを全部言っちゃう（笑）。その分、陰口とかは言わないですね。全部直接言っちゃうから（笑）」
――もし明日地球が無くなるとしたら、何をして過ごしますか？
「遊びまくります（笑）。カラオケに行って、プリクラを撮って、あとラウンドワン、ディズニーランド、USJ（ユニバーサル・スタジオ・ジャパン）に行きます！」
――プロゴルファーになっていなかったら、どんな仕事をしていたと思いますか？
「何をやりたいかと言われると…、それは毎年変わってます。美容師になりたいとか、作る仕事をしてみたいとか。でも、生まれ変わって何がやりたいかって聞かれたら、普通の生活がしたい。普通の女子高生をやって、大学に行って。これまで修学旅行もガマンしてきたり、みんながカラオケ行く時に、私は練習しなくちゃいけないから行けないとか、そんな感じだったので」
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