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今年の黄金世代は高橋彩華に注目! その他の選手たちにも注目要素が十分【森口祐子がうらなう2020国内女子ツアー】

開幕が間近に迫ってきた2020年の国内女子ツアー。昨年は渋野日向子の大ブレイクなど多くの話題を提供してくれた。今季も東京五輪の代表争いをはじめ熱戦多数となること必至。そこで、永久シード保持者でツアー41勝の森口祐子が新シーズンを熱く語る。今回は2020年シーズンの黄金世代について。
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■黄金世代で今年初優勝しそうなのは…
−去年は39試合中12試合で優勝。年々勢いを増す黄金世代ですが、今年はどう見ますか?
黄金世代でもまだ勝てていない選手がいるので、まずはそこですよね。今年、この子が勝つだろうなと思うのは高橋彩華さん。昨シーズン、後半は特に安定感がありました。
−その安定感はどこから生まれたのでしょうか
昨年の春先にコーチを変えました。それにより技術的なアドバイスが実戦で役立ち、迷いもなくなり前向きなプレーができるようになったことだと思います。これからはコーチとのマッチングがもっとクローズアップされるのかなと感じました。以前は『強い選手が強い人を育てる』ということが多かった。もちろん、今でもそういう構図もありますが、クラブの進化とともに変化してきている。どんどんコーチングの重要性みたいなものも感じますよね。
−確かに女子ツアーはここ数年で明らかにコーチが増えました
例えば飛距離を求めて『ヘッドスピードを上げる』にも、実戦で戦ってきた人間の指導よりも数値化して科学的に教えていくほうが今の選手には理解しやすい。渋野日向子さんは青木翔さんと出会い、スイングを変えて成果が現れた。科学的な分析と身体的な特徴を生かし、数値化と感性の融合に覚醒を見た感じでした。
−数値化できるようになったことで、より理論的になってきました
練習のテーマをより実戦に役立つものにしたり、より選手のモチベーションにつなげながら効果的な練習をするとか。意味のある練習に導けるかどうかで、選手のやる気もより引き出すことができる。
−理論が増えたからこそ、相性がとても大事ですよね
やっぱり出会いだと思うんですよね。クラブとの出会いもそうです。目に見える飛距離など、いい効果を得られたらうれしくて、ワクワクしながらラウンドするわけですから。気持ちに余裕が出てスコアが変わる。チャレンジしていける要素が増えていきますから。
−高橋選手以外にも吉本ひかる選手も惜しい試合が多かったです
吉本さんにも安定感を感じました。ただ、昨年初優勝をした淺井咲希さんと似たタイプだと思います。自分から仕掛けて勝ちにいくよりも自分のゴルフをさらに磨いて、常に備えておくのが大事でしょうね。
−一方で原英莉花選手は初優勝をつかみました
原英莉花さんはアスリートだなぁと思います。容姿も相まってちょっと近寄りがたい感じもある。そんな魅力を醸し出しているけど、いざ話しかけてみると「はい! はい!」とピタッと気をつけして姿勢を正して答えてくれる。何か引き込まれる選手ですね。
−2勝目もあっさりしてしまうのでは、と思わせてくれます
後半は下半身のアクションが強くなり過ぎ、気持ちがはやる時の技術的な動きのコントロールが必要かなと思いました。でも、そんな荒削りな部分が彼女の魅力でもあり、伸びしろでもあります。あとは春先と夏で自分の体の動きが違うといった違和感があったようですが、これもよく考えれば昨年が初めてのシーズンフル参戦。今年はそんな経験も生かせると思いますよ。
−世代で最初に優勝した勝みなみ選手も2勝としっかり結果を残しました
勝さんは昨シーズンの途中から飛距離も伸び、目を見張るものがありました。『笑顔』が渋野さんのトレードマークみたいになってしまいましたが、昨年の最初に笑顔で戦うということを取り入れたのが勝さんでした。「中京テレビ・ブリヂストンレディス」で勝った時には耐えながら勝てた。色々な勝ち方ができるようになっています。今年も黄金世代のリーダー的な存在として戦ってくれると思います。それにしても、本当に注目選手の多い世代ですね(笑)。
−本当にそうですね。大里桃子選手も苦しみながらもシードを守りました
大里さんの場合はパッティングですよね。優勝してから短期間でパターが打てなくなったというのが…。これだけツアーのレベルが上がってくると、パットの重要性がどんどんのし掛かってくる世代でもあると思うんです。そうして色々考えるようになると、考えすぎてイップスになる子も増えると思います。悩んで悩んで苦しむ中、大里さんのクロウグリップへの挑戦はいろんな打開策が生まれる。そういう意味では昨年の「日本女子オープン」は優勝よりも価値がある2位だったのかな、と思います。
−最後に米ツアーが中心になるかと思いますが、河本結選手はどう見ていますか?
河本さんを象徴するようなエピソードがあります。それは日本女子オープンのスタート前の練習でのこと。試合の日だし、スタート前の状態の確認かと思ったら、ずっとトップからダウンの切り返しのポイント練習をしているわけです。その時は「いや、今はそれじゃないだろう!」って思ったんですけど、彼女はその日だけを見ているんじゃないのだなと。もっと先です。『とりあえず今日、この持っているもので頑張りましょう』ではなくて、『今日の鍛錬は未来に通じる』という練習の仕方なんですよね。ちなみに私は『とりあえず今日…』でした(笑)。
その自負があるからいい意味でほかの選手を見下ろしている感じがあるんですよ。それは他の選手に失礼なことをしているということではなくて、自分の持っているものをもっともっと高めたい、質を追求しているから私はもっと上を見ているよ、ということ。そういうタイプの選手だから、より強豪が集まる場所、より自分の技術が問われる場所のほうがやる気が出ると思いますし、集中力も増すと思います。上田桃子さんみたいな選手です。そうやってレベルアップしてきて、日本に戻ってきたときに力をいかんなく発揮してくれたら、より黄金世代のレベル、ツアーのレベルが上がると思います。
森口祐子(もりぐち・ゆうこ)/1955年4月13日生まれ、富山県出身。日本女子オープンなど通算41勝を挙げ、国内女子ツアーで6人しかいない永久シード保持者の1人。一男一女の母でもある。現在は解説者としても活躍中。

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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