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新型コロナ“後”を見据えてやるべきこと【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】

緊急事態宣言まで出される状況でできることは何か。プロスポーツそれぞれの”体力“と、それを維持するための知恵が問われている。
今だから! トップ女子プロの連続写真をまとめました【写真】
試合ができず、職場が失われているだけではない。新型コロナウイルス騒動終息後に、果たして元の状態が取り戻せるのかどうか。その可能性を考え、今のうちに対策を練るべきではないのか。
具体的に宣言が出る前と大きな違いは少ないが、それでも収入が減った人々への補償が徐々に具体化し、人々の危機感がより高まるという効果はある。だが、決定的な対応策(ワクチン)がない中、いつまでこの状態が続くかはいまだにわからない。
感染が拡大しやすい密閉、密集、密接のいわゆる『3密』を避けるため、人が集まりやすいイベントに自粛を要請するのも、これまでと変わらない。そのため、プロスポーツの世界も、ひたすら忍耐を強いられている。東京オリンピックでさえ、1年の延期(果たして1年後に開催できるかどうかは疑問は残るが)を余儀なくされ、サッカー、野球、ゴルフなどの試合が延期や中止になっている。大相撲だけは無観客で三月場所を開催したが、五月場所、七月場所については2週間ずつの延期を発表。状況次第ではさらに変更される可能性がある。
ゴルフでは、世界中のツアーで延期や中止が相次ぎ、日本も同様だ。女子は開幕戦ダイキンオーキッドレディスからパナソニックオープン(5月1〜3日)まで9試合、男子は国内初戦の東建ホームメイトカップから関西オープン(5月21‾24日)までの4試合の中止が決定している。
試合という“職場”がない状態のアスリートたちは、それぞれの在り方を模索し、再開に備えて練習を積み重ねている。だが、本当にいつか、元の状態での再開ができるのだろうか。待っていてくれるファンも多いだろうが、しばらく見ないうちに「試合を見る」という習慣を失う人もいるだろう。
スポンサーも同様だ。他のスポーツと違い、興行よりもスポンサー依存体質の日本のゴルフツアーでは、スポンサーの“体力“がなくなれば、試合を支えてはくれない。スポンサーがゴルフの試合にお金を出しているのは、宣伝広告と社会貢献という名目がほとんどだ。会社が危機的状況に陥った時、一番に切り捨てられるのはこの部分だ。元々、試合数が少ない男子ツアーなど、これが長引けばひとたまりもないだろう。では、女子が大丈夫かといえば、そんな保証はどこにもない。
そうならないための努力をしておかなくてはならない。先の見えない不安にさいなまれる人々に笑顔とポジティブな気持ちを取り戻してもらうことが、自分たちを守ることにもなる。
“Stay home”を合言葉に、人々が引きこもらざるを得ないのなら、スポーツを見る楽しみを味わってもらえばいい。世の中を縮こまらせている元凶である新型コロナウイルスそのものや、新しいニュース以外に、だらだらと不安をあおる番組を見ているよりは、はるかに健康的だ。
テレビなら、過去のスポーツ映像を流すことはできるはず。感染が広がり、番組制作の現場も思うに任せず、コンテンツが不足するのなら、ゴルフでもサッカーでも野球でも、もっている映像を流せばいい。
ネットならもっと簡単に可能性を探れるだろう。新たな映像を見せることができるからだ。ファンを楽しませるプレー動画や、レッスン、インタビュー…。好きなプレーヤーが登場するなら、日常生活の一部を切り取ったものでもうれしいだろう。これなら、アスリート本人だけでもできる。
以前にも書いたが、世界中でそうした動きを個人的にしているアスリートはどんどん増えている。疲れた人々の心に潤いを与えるだけでなく、事態終結後の自分たちに可能性を残すことにつながる。これまでのファンはもちろん、それを見ることで新たに興味を持つ人が増えるからだ。そうなれば、今のスポンサーを失っても、今回のことで逆に力を付けた(これは決して悪いことではない)違うスポンサーを得られるかもしれない。
これまでの多忙な日々から、いきなり自宅で過ごす時間を手にすることになって、時間を持て余している人は多い。「DVDを借りまくった」、「Netflixが頼り」、「読書三昧」、「凝った料理を作る」など、方法は人それぞれだ。その中に「スポーツを見る楽しみ」、「アスリートと親しむ時間」を入れることができたら、見る側も、見せる側も、ハッピーな時間を過ごし、将来にもつながるはずだ。
個人や有志で努力しているアスリートは、ゴルフ界にもいる。だが、まだまだ足りない。個人だけでなく、ツアーをつかさどる組織が、しなければならないこと、できることは山ほどあるはずだ。だが、現在のところJLPGAにその姿勢は全く見られない。試合中止のお知らせを掲載し、ディフェンディングチャンピオンのコメントすらない。過去の記録や写真でお茶を濁すのは、20年前の感覚だ。SNSもウエブサイトとほぼ変わらず、双方向のやり取りもろくにない。唯一、動画が見られるオフィシャルYouTubeチャンネルは、最新のものが昨年11月のプロテストという有様。新鮮味がないようでは、新しいファン獲得どころか、既存のファンを手放し、帰ってこないスポンサーが出る可能性も十分考えられる。待つだけではなく、できる限りのことをして備える必要を、今さらながら考えなくては、明日はない。(文・小川淳子)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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