PGAツアー(米国男子ツアー)の再開スケジュールが、まもなく発表される見通しだ。米ゴルフダイジェスト(電子版)などによると先週末には選手らに通達が送られ、14日には電話による選手理事会が行われたという。
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その結果初戦となるのは6月11〜14日の「チャールズ・シュワブチャレンジ」(テキサス州フォートワース)で、 “無観客試合”が想定されている。
翌週の6月18〜21日は「全米オープン」が延期されたことで空き週となり、現在「RBCヘリテージ」(サウスカロライナ州)の開催が調整中。6月25〜28日は「トラベラーズ選手権」(コネチカット州)、7月2〜5日に「ロケットモーゲージクラシック」(ミシガン州)となりそうだ。ジャック・ニクラウスの大会「メモリアル・トーナメント」(オハイオ州)は全英オープン週だった7月16〜19日の開催を予定し、“無観客試合”となる見込みだ。
すでに1週遅れとなるフェデックスカップ・プレーオフ3試合の新スケジュールは発表済みで、今季最終戦の「ツアー選手権」(ジョージア州)は9月4〜7日に開催。延期された「全米オープン」が9月17〜20日にニューヨーク州のウイングドフットCCで行われる予定だが、その間の週には20-21年シーズンの開幕戦となる「セーフウェイ・オープン」(カリフォルニア州)が開かれる。こちらは同大会のホームページに新日程が発表されているから確実だ。
とはいえ米国内の感染拡大状況を鑑みると「6月半ばの再開は厳しいのでは」という不安の声が上がるのも事実。カリフォルニア州のニューサム州知事の「今年の夏に観客を入れてのスポーツイベントの開催は不可能」と否定的な発言もあり、まだまだ予断は許されない。
いずれにせよまもなく発表されるであろうPGAツアーの新スケジュール、選手やファンにとって新型コロナウイルスから復旧するためにも大きな目標になるに違いないと注目したい。(文・武川玲子)
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