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6月再開の米ツアー　メディアが予想するタイガー・ウッズの復帰はいつ？

6月11日の再開が発表された米PGAツアー。果たしてタイガー・ウッズ（米国）の復帰はいつになるのか？　そして年内のスケジュールは？　米ゴルフチャンネルなど複数のメディアが予想しているが、ウッズの動向が気になるのは世界共通だから、その予想を検証してみよう。
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ツアー再開第1戦となるのは6月11日開幕の「チャールズシュワブ・チャレンジ」（テキサス州フォートワース、コロニアルCC）。例年ウッズはこの大会には出場せず、実際ウッズが同大会をプレーしたのはプロ1年目となる1997年の1回だけ。成績は4位と悪くないのだが、距離もなく狭いコースはウッズ向きではなかったのかもしれない。しかし、2月の「ジェネシス招待」以来トーナメントから遠ざかっている上に、ツアー再開という大注目を集める大会とあって「出場する可能性は大いにある。50％」と予想されている。
同様に第2戦の「RBCヘリテージ」（サウスカロライナ州）も過去に参戦したのは99年（18位）だけだが、ゴルフ再開を支援するという意味では参戦してくるかもしれないと、こちらも50％と予想されている。
復帰の本命とされるのは7月16日開幕の「メモリアル・トーナメント」だ。過去に5勝を挙げて毎年参戦しているから、こちらはほぼ出場するとみられており90％。大会が実現すれば間違いなく出場するだろう。
その後はメジャーとプレーオフに向けてフォーカスすると見られ、8月6日〜9日の「全米プロゴルフ選手権」（カリフォルニア州）の後は、8月20日からの「ザ・ノーザン・トラスト」（マサチューセッツ州）、「BMW選手権」（イリノイ州）、そして最終戦の「ツアー選手権」（ジョージア州）への出場を目指す。
今年はこれで終わらずその後は、「全米オープン」（9月17〜20日・カリフォルニア州）、「ライダーカップ」（9月25〜27日・ウィスコンシン州）、「マスターズ」（11月12〜15日・ジョージア州）へと向かい、メジャーは100％の出場予想だ。
一方で出場するかが「予想できない」とされるのは「WGCフェデックス・セントジュード招待」（7月30日〜8月2日・テネシー州）と「ZOZOチャンピオンシップ」（10月22〜25日・日本）。とくにZOZO-は通常ならディフェンディングチャンピオンとして必ず出場すると読みたいところだが、こちらの予想は分かれている。マスターズまでの間が2週間と短く、さらに日本までの移動等を考えると「厳しいかもしれない」と見るメディアもあるが、渡航制限などの問題が解決されていたら「ウッズは日本が大好き。出場80％」と予想するメディアもあるから参戦の希望は大いにある。
延期されたが4月のマスターズウィークには「体調もよく、今週は自分のゲームはピークを迎えるはずだった」とインタビューではその好調ぶりもアピールしたウッズ。6月ツアー再開が実現すれば、もしかするとすぐにウッズの姿も見られるかもしれない。（文・武川玲子＝米国在住）

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